気づきの伝道師 藤井一規です。
仕事を与えられたら、合格点ギリギリを狙うという方法もある。
しかし、あの人はできるな!と認められたいなら、合格点ギリギリでは不足かもしれない。
今日は、仕事で認められたいときの心構えについて考えていく。
<ブログ>
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この記事の目次
「仕事に痕跡を刻め。十割を命じられても十一割めを自前の知恵でやれ」
by 大野 耐一(実業家)
仕事は、言われたことをこなすものという考え方もある。
ワーク・ライフバランスという言葉もよく耳にするようになった。
しかし、仕事で自己実現することも、楽しみを見つけることもできる。
ひととき、仕事で認められたいときの心構えについて考えていく。
<仕事は苦役か?>
ワーク・ライフバランスというとき、
仕事は苦役で、あまり増やしたくないもの、
という捉え方をしていることが多い。
確かに、仕事だけに時間を費やし、
家族との貴重な時間を、全て仕事に回しているような人もいる。
やはり、それはどうかと思う。
しかし、仕事に取り組むことによって、
プライベートでは得られない達成感や、喜び、
そして自己実現の機会があるのも事実。
仕事は、必ずしも苦役とは限らない。
自分の人生のための活力にしていくこともできる。
<期待水準>
多くの場合、仕事は誰かから与えられることになる。
与える側には、結果として求めている期待水準がある。
期待水準を下回っていれば、再度指示を出しなおすか、
与えた人がなにか作業することになる。
反対に、期待水準を上回っているときはどうだろうか?
<期待水準を上回る>
期待水準を上回ろうと考えるとき、
与えられた仕事が、どんな目的の下にあるのかを
理解し、意識しておく必要が出てくる。
何のためのものか?を手に入れておけば、
その目的達成のためだったら、これがあればもっと効果的になるかも!
といった発想をしやすくなる。
ただ言われたことを機械的にするよりも、
取り組むことへの意義や価値を意識できる。
それは、自分の存在価値の向上にもつながる。
求められた、1段上、2段上の結果を出すことを考えることは、
自分のトレーニングにもなるし、組織の大きな成果につながっていく。
<自分のサインを残す>
まるで、芸術家が自分の作品にサインをするように、
成し遂げることに、自分ならではの工夫を入れてみたい。
もう一段だけ工夫してみる、効率化してみる。
そうすれば、周りからも認められやすくなるし、
自分の成長の記録にもなっていく。