気づきの伝道師 藤井一規です。
多くの人々から喝采を浴びたい!
そんな気持ちになることって、あるものだし、
自分を成長させるエネルギーにもなったりするもの。
しかし、それだけでは足りないことがあるようだ。
今日は、何がベースに必要なのか、について考えていく。
<ブログ>
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この記事の目次
「夜の静けさのなかで、わたしは千の人々の喝采より、
愛する人からの一言、二言が欲しくなるわ」
byジュディ・ガーランド(アメリカの女優、歌手)
多くの人たちから認められたい。
だれもがそういう気持ちを持つもの。
そのために、罪を犯してしまうような人までいる。
人がこころから望むものって何だろう?
<マズローの欲求5段階説>
ここでは、詳しくは延べないが、
人が求めるものとして、5つの段階(晩年に彼はもう一つ加えて、6段階としている)があるという。
まず「生理的欲求」を求め、これが満たされると、
「安全欲求」を求め、これが満たされると、
「社会的欲求(帰属欲求)」を求める。
これらは、与えられたい、外的なものと言われてる。
そして、「尊厳欲求(承認欲求)」(他者から認められたい、尊敬されたい)という欲求が
内から出てくるようになる。
彼女のように、多くの人の注目を集め、
喝采を浴びられるようになることを望んだりする。
<喝采を受けているのは>
たとえば有名女優として、有名歌手として活躍していると、
ファンから、そして、社会から注目されることになる。
尊厳要求まで、ばっちり満たされているように思える。
しかし、その歓声はときに演じている自分に向けられているものだったりする。
舞台から離れて、ひとりの人間でいる時間になったときに、どうなのか?
というと、それは別だったりする。
<ベースに欲しいもの>
承認を受けている自分は、ときに素直な、自然な自分とは離れたものとなり、
独り歩きしてしまうことがある。
そのとき、そのベースに欲しいはずの、
「生理的欲求」「安全欲求」「社会的欲求(帰属欲求)」が
失われた状態になってしまっている。
だから、ベースをしっかりさせてくれる、
例えば「愛する人からの一言」が大切になってくる。
<大切にしたいこと>
大成功を収めることも素敵、
有名になるもの素敵、
誰から尊敬されるのも素晴らしい。
ただ、ベースとなる「愛」を実感できるようにしておくことが、
それらを手に入れることよりも大切だ、ということを覚えておきたい。