気づきの伝道師 藤井一規です。
顔を合せたり、付き合わなければならない人の中に、
恐かったり、恐ろしかったりする人がいたりしませんか?
今日は、恐さと相手を知ることについて考えていく。
<ブログ>
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この記事の目次
「人間ってものは、知り合いになってみれば
どんな人間でもそんなに恐ろしいもんじゃないんです」
byテネシー・ウィリアムス(アメリカの劇作家)
恐い人と付き合わなければならないとすると、ストレスになるもの。
克服するには、どうしていけばよいのだろう?
<恐さの源>
恐怖心は、どこからやってくるのだろう?
恐い映画で、恐怖を感じるのは、
何かがおきそうなのだが、一体何が起きるのか、まったくわからないとき。
何かが起きてしまった後よりも、起きる前の方が恐い。
あるいは、これから悲惨な結末が想像されるとき。
恐い場所を考えてみる。夜の廃墟となった病院。
おそらく、昼ならばまだ平気で行けるが、夜の方が恐ろしい。
そこに人の死があったことが容易に想像されるし、
暗さで視覚が奪われ、嫌な想像が掻き立てられたりする。
<予測がつけば>
いろいろと恐いケースを考えていくと、
「(マイナスな事態が)起きるかもしれない」と想像されるとき。
ものすごいことになってしまうかもしれないときに、
強い恐さが生まれてくるようだ。
実際に怒られているときよりも、これから怒られるときとか、
これからもっとひどくなるんじゃないか、どこまでひどくなるんだろうと
想像したりしているときの方が恐い。
幽霊の正体見たり枯れ尾花
幽霊が出ると思っていたり、出た!と恐れていたが、
よく見ればススキだったなんてことはよくある。
<相手を知る>
では、恐い人のとき?
やはり、想像が恐さを呼んでいるのではないだろうか?
あなたは、その恐い人のことを、どれくらい知っているだろうか?
恐さがあるなら、なるべく関わらないようにしていて、
ほとんど知らぬまま、知ろうとしないまま、なのではないだろうか?
周りに恐怖しかふりまくことができない人なんていない。
どんな人だって人間。
好きなもの、大切にしているもの、
嫌いなもの、失敗しちゃうこともある。
相手の好きなこと、興味のあることについて話を向けたら、
喜んで話してくれたり、笑顔を見せてくれたりする。
話していくと、意外にかわいい面があったり、感心させられたりする。
相手が何を大切にしているかがわかると、
それを大切にしたらいいのか!と、付き合い方もわかっている。
また、意外な共通点があったりして、お互いに親しみを覚えたりするもの。
<わかりあえると>
どんな相手でも、きっとどこかにわかりあえるところがある。
そして、わかりあえた相手には、なんらかの配慮が施され始める。
親しくなるまえは、厳しいばかりの上司だと思っていたら、
成長して欲しいがための、思いがあればこそだった
とわかったりすることもある。
恐れて離れるばかりではなく、
相手のことをもう少し知ってみる。
人間的にわかりあえる部分をどこかに見つけることで、
付き合うときの気持ちは、きっと変わってくる。