気づきの伝道師 藤井一規です。
嫉妬と聞くと、どう思ったり感じたりするだろうか?
あまりよくないことだと思っている人は多いが、それだけだろうか?
今日は、嫉妬について考えていく。
<ブログ>
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この記事の目次
「人は嫉妬するのを恥じるが、嫉妬したことがあるということや、嫉妬できることを誇りに思う」
by フランソワ・ド・ラ・ロシュフコー(フランスのモラリスト、文学者)
思わず嫉妬ちゃうことってあるもの。
どうして嫉妬心が起きるのかを考えながら、
どう受け留めていけばよいか、しばらく考えていきたい。
<どんなときに>
嫉妬しちゃうときって、どんなとき?
誰かと自分とを比較して、自分の方が劣っていると感じたとき。
特に自分が相手と同等あるいは、相手より優れていると思っていたりするときは、
その衝撃は大きなものになる。
あるいは、自分が独占できると思っているときに、
実はそうではない、とわかったときだろうか。
特に恋愛感情のあるときには、大きく膨らんで、
思わぬ行動をしてしまったりする。
<何が起きるか>
嫉妬心が生まれると、相手を自分の思い通りにコントロールしようとしたり、
不機嫌になったり、理不尽なことを言ったりしたり。
ときには、相手を責めたり、
自信を失って、自分を責めてしまったり。。。
あまり望ましいことが起きる傾向にあり、
嫌なもの、避けたいものに挙げられる。
<嫉妬心が起きるのは>
しかし、嫉妬心が起きることは、
大事なことを教えてくれている。
その相手よりは、優れていたいという思いがあるし、
やきもちや嫉妬することで、自分はこうありたいんだと、
自分が望んでいることや、大切にしているものに気づくことができる。
恋愛感情であれば、それだけ相手のことが好きなんだと
自分の気持ちに気づくことができる。
そんな自分を慈しむ機会になる。
<嫉妬をきっかけに>
嫉妬が起きたことで、嫌悪感を抱く必要はない。
そこに存在している自分の、大切な気持ちがあることを認める機会。
自分の価値や自分の努力を、自分で認めているってことだったりする。
そして、より望ましい自分になっていくきっかけにできる。
もちろん、理不尽だという場合もあるかもしれない。
しかし、世の理不尽さとよろしく付き合っていくことや、
それを上回る成長をするきっかけにもなる。
起きたことよりも、そこからどうしていくかのほうが
はるかに重要なことなのだから。