2016年12月9日(Fri)
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Moon-rhythm-Motherの独り言(月のリズムを歌い手で読むvol.1)
ライフスタイル / 2016年12月9日(Fri) / 平山 淑子
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月のリズムで読む歌い手 第1弾
今日は、中島みゆきを取り上げていきたいと思います。
なぜ?最初に彼女を取り上げたかといえば、
私が一番好きな人だからに決まっています♪
中島みゆきにはどのようなイメージをお持ちですか?
彼女の生まれ月は「神香月」
感情の起伏の月のリズムの中でも
一番の年上
全てを俯瞰して包み込むような
賢人であり老人のような感情の起伏です
私の月は古代月と銀波月の間。
私より少し年上、年長者の感情の起伏を持つ彼女の歌を
自己確立をする前の20歳代の私は
そこまで分かれば今よりも楽になるかもしれない
歌って世界にはまることで味わいたかったのだなあとわかります。
では、同じ月の形だからといって
ずっと同じかというと変化します。
俯瞰した目線は共通していても
みゆきさんの歌も年齢=その歳の月の形を統合し
変わってきます。
20歳半ばで初ミリオンセラーになった
「わかれうた」の歌詞
発表したのは銀波月と古代月のはざま。
♪途にたおれて誰かの名を
呼びつづけたことはありますか
ひとごとに言うほどたそがれは
やさしい人好しじゃありません
別れの気分に味をしめて
あなたはわたしの戸をたたいた
わたしは別れを忘れたくて
あなたの目を見ずに戸を開けた
別れはいつもついてくる
幸せのうしろをついてくる
それが私のクセなのか。。。。。
そーなんです。
こんな感情の起伏、物事の捉え方
みゆきさん
あなたのクセなんですよ♪
幸せ!ハッピー!いえーい‼なんて
歌うことはなくても
どうにもならないことに思い悩んで
じっくりと、そうだよなあと思いながら
味わっている姿が想像できますね。
そんなみゆきさん
自分の言葉を綴り続けているのだろうなあと感じます
最初の人気のピークが
ちょうど30歳前後、生まれて2度目の神香月の時に来ます。
売れた歌は「悪女」
俯瞰した目線も少し軽やかになってきます。
♪悪女になるなら月夜はおよしよ
素直になりすぎる
隠しておいた言葉がほろり
こぼれてしまう「行かないで」
みゆきさんも空の月をどんな風に眺めたのでしょうね!
全ての月を一度は味わって、
なんとなく
いろいろな私を演じたくなったのかな?
と思うような
歌詞にも感じます。
そこからご本人も「御乱心の時代」を称する約10年が続きます。
神香月から一度ゼロに生まれ変わる清香月の時期
思い切り模索したのかなあ!と感じます。
新しい自分の模索
ただただすごいなあと感じます。
模索の後
2周目の若兎月のスタートに
「夜会」をスタート
中島みゆきさんを単なる歌手ではなくした
世界観をみゆきさんなりの無邪気さで始めた
そんな気がします。
そんな夜会も
1995年より書き下ろしのオリジナル曲で演じるようになりました。
これはみゆきさんにとって
真逆の蒼華月の始まりの時
もっともっと2周目は試していこう!
そんな神香月らしいチャレンジのし方を感じます。
そして
情熱月になった時に
自らも取締役をする
新しく創設したヤマハのミニレーベルに移籍。
同時に発表したのは
「地上の星」
プロジェクトXの主題歌にもなり
新しいファン層を増やし
数年にわたりヒットになりました。
ここで知った人も多いのですよね!
すごい!冷静に見えて
やはりこの時期の情熱月のパワーを最大限
享受している気がします。
そして今
3度目の神香月を迎え、3周目へ
全てのリズム
暦も還暦になりますし
大事なリスタートの時には1年をかけた大御縁夜会を実施。
リスタートの歌は
「麦の唄」でした。
♪なつかしい人々 なつかしい風景
その総てと離れても あなたと歩きたい
嵐吹く大地も 嵐吹く時代も
陽射しを見上げるように あなたを見つめたい
麦に翼はなくても 歌に翼があるのなら
伝えておくれ 故郷へ ここで生きていくと
麦は泣き 麦は咲き 明日(あした)へ育ってゆく
いろいろな意味があると思えば
20歳代で書いていた歌の歌詞に漢字ではなく
ひらがなをつい当てていた2周目までのみゆきさんが
受け入れて受け止めて
より大きな世界観がみゆきさんの前に広がっている。
ますます楽しみな成熟期を感じますね。
さて、
あなたはそんなみゆきさんの世界をどう受け止めますか?
重たいなあ
めんどくさいなあ
そんなこと考えなくても
ハッピーでいけばいいじゃない!
それもOK!
私はどう感じるかな?
月のリズムを感じる第一歩です♪
『あなたにとって「神香月」とは?』
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