気づきの伝道師 藤井一規です。
力はどこから生まれてくるのか?
自分には力がない、才能がないと思い込んでいる人は多いがそれは本当だろうか?
今日は、「力」がどこからやって来るのかについて考えていく。
<ブログ>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/10634/
この記事の目次
「力は、あなたの弱さの中から生まれるのです」
by ジークムント・フロイト(オーストリアの精神医学者、精神分析学者、精神科医)
力はあなたの弱さから生まれてくると、フロイトは言う。
それはどういうことなのか?もうすこし考えていきたい。
<先天的な差>
遺伝的、素質的に力が強い人もいれば、そうでない人もいるだろう。
ときには、同じ人類とは思えないような人もいたりする。
日本人は多くは世界的に見れば肉体的には
小さ目、弱め目の種族と言えるかもしれない。
しかし、その中でも世界レベルの能力を発揮したり
世界一になったりする人たちがいる。
それはなぜなのだろうか?
<努力の差>
自分が十分強い、力があると思っていると、
それ以上の努力をすることはなくなってしまいがち。
すでに手にしていると思っていると、
頑張って努力しなくても満足できるからだ。
トップを競うことになれば、
ただありのままでいるだけで、手に入れられることはまずない。
懸命に努力すること、その努力を続けることは、簡単なことではない。
<弱さを知るからこそ>
努力する気持ちは、自分の弱さを知るからこそ湧いてくる。
弱さを向き合うことができるから、
なんとかしようとするエネルギーが湧いてくる。
弱さが存在しないことにして、
見て見ぬふりをしていては、それを克服するための努力を
充分していくことはできない。
弱さそのものを改善することや、
別の方法で弱さをカバーしていく方法は、
弱さの存在を認めているからこそ生まれてくる。
<磨いて初めて輝く>
どんなに素晴らしい原石であっても、
磨かなければ美しい宝石になることはない。
たとえ宝石の原石ではなく、
ガラスだったとしても、形を整え、磨くことで
宝石以上に美しくなったりするもの。
また、日本刀のように、熱し、鍛えていくことで
美しさを備えていくことができるもの。
<弱さを知ればこそ>
なんとかして改善しようとするチカラは、
今の自分の弱さを知ればこそ湧いてくる。
弱さがわかるからこそ、弱さに苦しむ人の気持ちもわかる。
そう、力は弱さを知ることから生まれてくるのだ。