気づきの伝道師 藤井一規です。
私たちは、つい誰かと比較して考えがち。
そして落ち込んだり、優越感をあじわったりしている。
今日は、自分らしさを発揮することについて考えていく。
<ブログ>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/10644/
この記事の目次
「私はシェークスピアのような本は書けない。だが、私の本は書ける」
by ウォルター・ローリー(英国の探検家、作家、詩人、廷臣)
人はひとりではなく、誰かとの関係を結びながら生きている。
だから、良くも悪くも、つい誰かと比較していたりする。
比較意識から離れ、自分らしさを発揮するにはどのようにしていけばよいのだろうか?
<比較>
社会生活をしていくうえで、
人は関係を結ぶ相手との関係を意識するのは自然なことだと言える。
しかし、相手と比較して優れているとか、劣っているとか
はみ出してはいないだろうかとか考えてばかりいると、
傲慢になったり、劣等感を持ったり、
自分を枠にはめ込もうと、無理をしたりしてしまうもの。
自分らしさを自然に発揮していくにはどうしたらよいのだろう?
<自分の好きと嫌いを知る>
まずは、自分がどういう人なのか、
より明確に意識していくことから始めてみる。
例えば、誰かや、何かと出会ったときに、
理屈を超えて、あ、この人いいな、これって素敵
って感じることがある。
反対に、こんな人嫌、これってダメ。。。
ってことも。
まずは、そんな自分の直感的な好きと嫌いを
明確に意識してみたい。
誰かと意見があうかどうかよりも、
自分の心に、ビビッとくるものがどんなものか、記録してみる。
あるとき振り返ってみると、自分が何を求めているどんな人かが
浮かんできやすくなる。
<自分の体験を探す>
感動した体験の話を聞いたとしたら、
自分の感動した体験といえば何だろう?
と、思い出してみる。
嫌な体験の話を聞いたら、
自分の嫌な体験といえば何だろう?と。
さらには、思い出したこと、感じたことを再体験しながら
誰かに話してみる。
すると、自分の中にある世界は、
実はとてもとても広くて、深いことに気づいてくる。
<自分ならでは>
誰かと競争しなくても、自分ならではのものは既に自分の中にあり、
普段は表に出していないだけだってことがわかる。
ウォルターも、シェークスピアのような物語や表現方法はできなくても、
彼の探検家としての彼だけが知る体験、彼ならではの感じ方、表現の仕方がある。
だれもが自分ならでは、自分だけの大切なものを持っている。
ただ、表に出す練習が足りていないだけだ、
ということに気づいていきたい。