気づきの伝道師 藤井一規です。
私の本当の人生は、こんなものじゃない。これから始まるんだ。
そう考えている人は多かったりするが、そうなのだろうか?
今日は、人生ってどんなものなのかについて考えていく。
<ブログ>
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この記事の目次
「私は長いこと、本物の人生はこれから始まると思って過ごしてきた。
だが、いつもなにかに邪魔されてきた、先に片づけなければならないこと、やりかけの仕事、借金の返済・・・それが終わったら人生が始まるだろう、と。
やがてついに私は悟った。
こういった邪魔ものこそ、私の人生だったのだ」
by アルフレッド・ディスーザ(米国の牧師)
生きていればいろいろな問題や課題、障害が立ちふさがるもの。
やりたいことや、本来の自分が発揮できなかったりする。
だから、今の毎日の生活は自分の人生じゃないように思う。
しかし、それは本当なのか?
<現在の否定>
こんな日々は、今の生活は、私の本来の人生じゃない。
本当の人生は、いまある障害がなくなったところ、
問題が起きなくなった状態になればやってくる。
そう、思っている人は多い。
さまざまな障害を乗り越えて自由になりたい。
そこに自分の本当の人生があるに違いない。
現在を否定し、望ましい未来を期待して頑張っている。。。
<人生は理想の目的地だけにあるのか?>
もちろん、目の前の課題や、障害を乗り越えていくことは素晴らしい。
そのときに、否定すべきもの、在ってはならないものがいっぱいあると考えると、
日常は忌むべきもの、辛いもの、嫌なものになってしまう。
未来に希望があると信じて、ただ耐えている状態。
しかし、旅の楽しみが目的地だけにあるのではなく、
目的地に至る道程にもあるように、
目指す理想への道のりである現在にも、楽しめることがあるはず。
<人生は旅そのもの>
旅で起きた大変だったパプニングが、
後から振り返れば良い思い出になったりするように、
今起きている、忌まわしくて避けるべきと感じられることも、大切な人生の要素。
自分の人生を語るときに、なくてはならない大事なもののはず。
ならば、嫌だと逃げ回るばかりではなく、しっかり向き合い
ときには困難度合も味わってみる。
自分の人生にとって、今起きていることは
大切な宝物になりうること。
今を大切に、味わいながら生きていきたい。