気づきの伝道師 藤井一規です。
私たちは、目に見えるもの、表面にあるものを捉えて、
それが好ましいかどうかを判断しがちなもの。
付き合う相手は見た目が重要って人もやはり多い。
今日は、どこに注目すべきなのかについて考えていく。
<ブログ>
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この記事の目次
「見えるものを見なさんな。見えないものを見なさい」
by 美輪明宏(シンガーソングライター、俳優、演出家、タレント)
相手のことを捉えていくうえで、何を重要なポイントにするだろうか?
見えるものを見なさんな、と言われても、
結婚相手とかだったら、収入だって気になるし、
耐えられない容姿や、嫌いな習慣的な行動をしていたら、抵抗もある。
どうしていけばいいのだろうか?
<見えるもの>
ひとは、まず第一印象で相手を判断すると言われる。
容貌、表情、衣服や身に付けているもの、身長や体型・・・
また、データ的に知ることができる
収入、財産、年齢、性別、国籍、職業、肩書き、住んでいる家・・・
こうした情報も相手を知るうえで参考になるだろう。
しかし、こうした見える情報だけでは、
相手の本質を捉えきれていないことも確かだし、
付き合って、幸せに近づけるかどうかとは必ずしも一致しない。
<見えないもの>
どんなにイケメンや美女であっても、
人をないがしろにしているとしたら、
パートナーとしては避けたほうが良いかもしれない。
容貌とかの見た目は失われる可能性だってある。
どんなに収入や財産があっても、幸せになれるとは限らない。
却って、トラブルのもとになったりもする。
ならば、やはり表面的なものだけではなく、
見えないもの・・・「心」を捉えていきたい。
<心を知るには>
自分以外の誰の心の中を完全に理解することは、おそらく無理。
全く同じ経験をすることはできないし、
もし、全く同じ経験をしたとしても、
全く同じに捉えることはできないからだ。
しかし、ある程度推測することはできる。
何気ない行動、発言、表情であっても、よくよく観察していると、
その人がどんな考え方をし、何を大切にしているかが表れていることがわかる。
見えるもののうち、そのひとが選択し、行動しているものは、
心を推し量るヒントになる。
こうしたヒントは、あちこちにちりばめられていたりするもの。
もちろん、ときには成長を願うがゆえに、厳しい言葉をかけたりするように、
上っ面に見えたもの、聞こえたものだけで判断するのは避けておきたい。
その奥にある、気持ち、心持ちを見極めたい。
<事実と推測は分けよう>
いろいろなヒントは、外から捉えることができる。
ただ、人は一旦思い込んでしまうと、その思い込みから離れにくくなるもの。
この人はいい人のはず!そんなひどいことは考えるはずがない!
と思い込んでしまうと、冷静に考えればおかしなことでも、
無理やり自分の思った通りに解釈をしようとしてしまいがち。
反対に、こいつがそんな素晴らしいことをするはずがない!
と思い込むと、素晴らしさを見逃してしまいがち。
自分の思い込みだけで決め込んでいないか、
冷静に、事実と推測とを切り分けていくと、
心を知ることができていく。