気づきの伝道師 藤井一規です。
勝ち負けには大きな意味もあるし、
こだわることで成長できることも多い。
しかし、ただ勝ちさえすれば良いというものでもないし、
強い相手に出会ったとき、逃げてしまえばよいというものでもない。
今日は、自分を成長させる考え方について掘り下げていく。
<ブログ>
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この記事の目次
「勝ち負けなんか、ちっぽけなこと。大事なことは、本気だったかどうかだ!」
by 松岡修造(元プロテニスプレーヤー、スポーツキャスター)
自分を効果的に成長させられる人とは、どんな人だろうか?
一流のプロフェッショナルと呼ばれる人といえど、
いきなりトップに立っていたわけではない。
どのような考え方をして成長していったのだろう?
<勝ち負けにこだわる>
一流のプロフェッショナルと呼ばれる人たちのインタビューや記事を見ていると、
負けることが極端に嫌な、いわゆる負けず嫌いな人が多いことがわかる。
どんなことであっても勝たないと気が済まない、トッププロと呼ばれる人たちには、
そんな子供時代のエピソードがいっぱいある。
テニスの錦織選手もそうだ。トランプであろうが、負けたら不機嫌になって、大変だったという。
そして、この負けたくない、勝ちたいという気持ちが
つらいトレーニングにも耐えるチカラの源になっていく。
トップに立とうと思えば、いくら素質があっても
人並みの努力ではとても追いつかない。
<勝ちさえすればいい?>
しかし、この負けず嫌いは、ときに勝ちさえすればよい
という考え方に結び付いてしまったりもする。
相手を負かすということは、相手が傷つく、という捉え方もできるし、
周りとの関係を壊してしまうこともある。
なので親や大人がたしなめたりして、尖った刃は抜かれてしまったりする。
こうして、トッププロへの道が厳しくなったりもするのだが、
目の前の勝ち負けで人生の全てが決まるわけではないのも事実。
勝ったにしても、負けたにしても、その先にどうしていくかの方が大切なはずだ。
<負けず嫌いの限界>
目の前にものすごい強い相手が現れ、勝負しなければならないとき、
負けず嫌いなひとは、どうするだろうか?
これはかなわないな。。。
そう感じる相手に出会ったとき、
負けず嫌いというだけではその壁は超えられない。
却って負けるのがいやで、勝負を避けようとしたり、
負けたときの言い訳に走ったりするかもしれない。
それではそこで成長が止まってしまうことになる。
<あきらめない心>
大きな壁を超えようとするとき、
単なる負けず嫌いの気持ちよりも、大切なことがある。
どんなに手ごわくても、あきらめないことだ。
あきらめて、乗り越えることをやめてしまってはそれまで。
真剣に、本気で乗り越えようとし続けること。
今、目の前の勝敗よりも、自分の限界を拡げ続けようとすることが、
自分を成長させていくのだ。