気づきの伝道師 藤井一規です。
私たちは、つい自分が得ることや、抜きんでて勝つことの方に意識が向かいがち。
しかし、本当に幸せになるためには、それだけでは不足だったりする。
今日は、本当の幸せのために意識していきたいことについて考えていく。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/11279/
この記事の目次
「上に伸びるのは競争、横に伸びるのは協力」
by 溝口薫平(実業家)
自らを成長させること、よりよくしてくことは大切なこと。
しかし、自分だけが幸せになりさえすればいいか?
というと、違うかもしれない。
本当の幸せを手に入れていくために、意識していきたいこととはなんだろう?
<湯布院>
大分県の湯布院は、今でこそ有名な観光地となっているけれど、
湯布院という地名さえ、昭和30年(1955年)できたものだ。
知名度もなく、当然観光客もほとんどやってこないところ。
ディズニーランドのなどのように、なにかスゴイ施設があって、
お客を集めたわけではない。
そこにいる人たちが、
それぞれが協力して魅力のある町づくりをしたから、今がある。
溝口薫平さんは、その活動に大きな功績を遺したひとり。
<競争>
私たちは、どちらかというと
生き残ること、競争に勝つことのほうに意識が向かいがち。
自分が何か、美しく、素晴らしいものを打ち立てるようとする。
それはそれで素晴らしいこと。
しかし、自分の領域内だけが素晴らしくなったとしても、
そこから一歩出たら、人が寄り付かないような、すさんだ場所になっているとしたら、
そんな場所を抜けて、行くには抵抗が生まれる。
あなた自身も、悲惨な状況に囲まれていることになり、
巻き込まれてしまったりもする。
ときに競争は、そんな状況も生み出したりする。
<協力>
自分ができることを精一杯することは、素敵なこと。
しかし、自分だけでできることには限界があるし、
自分だけが得ることを考えていると、荒野の中に一本だけ美しい木を育てることに
なってしまうかもしれない。
美しい木の周りに、草原だったり、花だったり、
山や林、きれいな水をたたえた川、そして生き物たちが豊かに暮らせる場所となって、
はじめて美しい木にとっても、素敵な場所になっていく。
自分だけが上に伸びて生き残るだけでは、
得られないものが生まれてくる。
いろいろな魅力が存在するから、
あなたのところにもやってくる人も増えていく。
<横に伸びる>
そう、上に伸びることも大切だけれども、
横に伸びて、協力しながら進んでいくことも大切。
ひとりで進めるよりも、
仲間がいれば、協力者がいれば、自分だけだったら
できないことさえもできるようになる。
お互いの相乗効果で、魅力が増していく。
あなたの幸せは、
自分の周りの人たちの幸せがあって、
より望ましいものになっていくのだ。