気づきの伝道師 藤井一規です。
形式や、様式を整えることで、美しさや一貫性を示すことができる。
しかし、表面的に整えることだけを意識していると、
肝心なことを忘れてしまったりもする。
今日は、魂を込めることについて考えていく。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/11465/
この記事の目次
「型にはまって、魂を忘れたらだめよ」
by タナカカツキ(マンガ家、映像作家)
心に響いてくるものには、
それだけのエネルギーのようなものがある。
形式を統一したり、型を守ることにも意味はあるけれども、
どちらかというと表面的なものになってしまいがち。
どのようにしていくと、より心に残るものになっていくのだろう?
<型やスタイル>
絵を描いたり、何かをつくったり、表現したり。
そんなとき、守った方が良いと言われる理論や、やり方だったりがある。
流行があったりすれば、取りこんだ方が
人気を集めたりする。
洗練された様式や均整のとれた形だったり、
統一性があったりすることは美しさの一つだと言える。
上手にやろう、評価されようとすると、型にはまってしまいがちになる。
しかし、それが誰がやっても同じようなものになっているとしたら、
どこか物足りないかもしれない。
<魂を込める>
上手かどうかはともかく、
自分の一所懸命を詰め込んでみる。
下手だろうが、感じたままを表現してみる。
じっくり取り組んでみる。
そこには、味わいのあるものが生まれてくる。
あなたならではのものが生まれてくる。
格好よく、効率的にやることにも価値はあるけれども、
大量生産されたものは、やはり深みや味わいが欠けてしまう。
<人間関係も>
これは、何かをつくったり、表現したりするときだけではない。
目の前にいる人のために、
何ができるか真剣に考えて行動したり、
熱心に取り組むときだって同じこと。
さらりとこなせなくても、不器用でもいい。
一生懸命になって、誠実にやってくれるひとに心魅かれたりするもの。
<心を込めて>
意識が効率に向かいがちな時代だからこそ、
心のこもった対応、魂の込められたものが
うれしいし、響いてくる。
そして、いつまでも心に残っていく。
この瞬間、目の前にいるひとりの人のために
自分には何ができるのか、真剣に取り組んでみたい。
さらりと通り過ぎているときとは違う何かに、
気づくことができるはず。