気づきの伝道師 藤井一規です。
あなたは、自分の後姿を意識したことがあるだろうか?
鏡に写ったりする前から見た姿は意識しやすいが、
後姿となると、どうだろうか?
しかし、誰かの後姿をみれば、どんな人かがなんとなくわかったりする。
今日は、後姿について触れていきたい。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/11471/
この記事の目次
「人は後姿について全く無意識だ。そして何げなくそこに全自己をあらわすものだ」
by 亀井勝一郎(文芸評論家)
誰かから伝わってくるものとは、言葉や、表情のような
見てわかりやすいものだけからくるのではない。
無言の後姿だからこそ、事実をそのままつたえているかもしれない。
しばらく、後姿について考えていく。
<意識しやすい表>
顔の表情や化粧、髪型や服装など、
自分が簡単に確認できる表側は意識しやすい。
どのようにするかを自分で変えやすい。
ということは、表向きを飾ったり、本音を隠したりってこともできるってこと。
愛想笑いをしたり、お世辞を言ったり、
飾り付けたりして、様々に作り上げることができる。
防御する盾も、攻撃する矛も、
前に向けて意識的に使うのが普通だ。
<無防備な背中>
これに対して、背中、後姿は意識しにくく、
無意識な自分が、ふっと現れやすい。
誰かに、前から見られれば、どう対応しようかと考えて手を打ちやすいが、
後ろからだと、気づく前、意識する前に見られてしまったりする。
家族でも友達でも、見ず知らずの人でも、
後姿をみているだけで、どんな風に生きているのか、
なんとなく伝わってきたりする。
気づかないうちに、素の自分が現れてくるからだ。
<背中から伝わってくるもの>
親の背を見て子は育つという言葉がある。
どんな言葉よりも、飾ったものよりも、
素の、本音の、無意識のほうが多くを語っていたりする。
だから、後姿が望ましいものになったときが、
本当に望ましい自分を手に入れたときだって言えるかもしれない。
後姿や背中から伝わってくるもののほうが
真に近いかもしれない。
<どんな後姿でいたい?>
あなたは、どんな後姿をしているだろうか?
何が伝わっているだろうか?
自分の周りの人に聞いてみる。
きっと気づくことがある。
どんな人でありたいか。
って考えるとき、
後姿も意識してみたい。
自分の後姿が望ましい姿に近づくようにしていきたい。