気づきの伝道師 藤井一規です。
目の前に起きていることをなんとかしたい。
あの人を何とか変えたい。
って思うことがあるかもしれない。
そんなとき、どのように対処していけばよいのだろうか?
今日は、いかにして変えていくかについてとりあげていく。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/11516/
この記事の目次
「鏡の中に手を突っ込んで、髪を直すことはできません。髪を直すには、自分自身の髪に手をやる必要があります。
うまくいかないことがあるからといって、相手を直そうとするのは、鏡の中に手を突っ込む行為と同じです」
by 野口嘉則(コーチ、心理カウンセラー、作家)
自分の姿が変だったり、
相手が自分の思うとおりにならないとき、
どうしていけばよいのだろう?
<起きていること>
自分の周りで起きていることで、
これは何とかしたい!と思うことはあるもの。
誰かが、思い通りに動いてくれない。
やってくれない。
そんなとき、あなたはどうしているだろうか?
文句を言ったり、叱ったり、説得しようとしたり。
それともあきらめて自分でカバーしているだろうか。
<鏡に投影されたもの>
起きていることは、全て投影されたものだ、
という考え方がある。
例えば、鏡に映った自分の髪が乱れていて、直したかったら、
鏡の中の自分の髪に手を伸ばして直そうとする人はいない。
鏡の中の自分を変えたとしても、
自分自身が変わらなかったら、まやかしに過ぎないし、
そもそも、鏡の中の自分に働きかけることはできないと知っているからだ。
<つい鏡の中に>
しかし、知らず知らずのうちに、
育った環境がわるいから、悪い友達のせいで、親のせいで・・・
自分自身ではないところに問題を持って行ってしまうことがある。
それは、鏡の中に手を突っ込んで、
鏡の中を何とかしようとしているのと同じことだ。
なんとかすることができるのは、
鏡の中ではなく、自分自身の方だ。
<相手を変えたくなるとき>
また、相手を変えたいと思うとき、
つい相手をなんとかしようとしてしまいがち。
叱っても、怒っても、不満をぶつけても、
ご褒美でつっても、なかなか思うようにはならないもの。
相手の心は、直接ふれることができない。
やはり、鏡の中にあるようなもの。
<鏡は反映する>
変化は鏡の中ではなく、相手が自分の意思で
変化を起こそうとして初めて起こるもの。
ただ、直接ふれられなくても、あなた自身を変え、
鏡に映りこませることができる。
その変化は相手からもわかり、それをみることで、
反応が変わっていく。
相手のことを大切に思うがゆえに、何とかしたいと思っているのなら、
何とかする方法を考える前に、大切に思っていることを伝える方が先。
その思いが伝われば、鏡のように思いが返ってくる。
自分自身の在り方や、考え方、行動を変えていったほうが、
相手にも変化が起きやすくなるのだ。