気づきの伝道師 藤井一規です。
悩みに囚われたとき、
心も身体も、大忙しになっている。
何かをやっていく忙しさよりも、
悩みの忙しさのほうが、負担になったりする。
今日は、悩みの忙しさ、その忙しさを克服することについて考えていく。
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http://shitsumon-alacarte.com/mental/11811/
この記事の目次
「悩みは仕事よりも多くの人を忙殺する。なぜなら、多くの人たちが、仕事よりも悩みと格闘しているからだ」
by エルバート・ハバード (米の作家、教育者)
人は悩みに囚われたとき、あれこれと考えや思いを巡らせる。
しかし、同じところをぐるぐる巡っていたりする。
悩みの状態についてもう少し考えていきたい。
<忙しさ>
忙しさには2種類ある。
取り組むことで、どんどんこなされていくものと、
何も前に進んではいないのにもかかわらず、
大忙しというものだ。
仕事で忙しいときは、進めることが多いとき。
やった分だけ、前進していく。こなされていく。
悩みの状態は、後者の方だと言える。
頭も心も大忙しで、あれこれと考えるのだけれども、
成果を上げることはない。
<悩みの忙しさ>
結局のところ結論が出なかったり、
出たかに思えた結論も、実行されることがなかったりして、
再びうやむやになってしまう。
そしてまた、同じことを一から考えてしまったりする。
過去が引き起こす、未来への不安に意識が向かってしまったりする。
悩みの状態にはまっているときは、
心が身動きしようとしているのにできなくなっていたり、
同じところをぐるぐる回り続けたりしている。
<悩みのエネルギー>
特に何かが出来上がっていったりするって、わけではないのにもかかわらず、
悩みに囚われていると、ものすごく疲れてしまったりする。
常に動こうとしているが、足枷、手枷がついていたり、
一歩を踏み出すのが恐ろしく、
思うようには動けない状態だったり、
地に足をつけることができず、
バタバタし続けようとしてしまっていたりする。
悩みの状態は、エネルギーを無駄に消費してしまっている。
<今を感じよう>
悩みの状態にいるときは、
今、ここ、という感覚を忘れてしまいがち。
よりどころのない不安に囚われてしまっている。
だから、まず地にしっかり足をつけておきたい。
地面の感覚を確認したり、自分の足がどのようになっているかを、
じっくり感じていく。
ゆっくり呼吸をして、呼吸とともに、どのように空気が入ってきて、
出ていくかをよく観察してみる。
落ち着いて、ゆったり、しっかり今を感じてみる。
これだけでも、心の慌ただしさから逃れることができる。
<必ず解決する>
今すぐじゃないけれど、いずれ答えは見つかる。
今すぐじゃないけれど、いずれは解決する。
そう信じられるのではないだろうか?
たとえ自分だけでは難しくても、助けが得られたなら、
いずれは解決に至ると信じられるのではないだろうか?
そうであれば、解決できた未来の自分も想像することができるはず。
どこかに解決の方法が存在し、いずれは手にできる。
解決できた自分をリアルに感じられたとき、
心に落ち着きが戻っていることに気づくだろう。