気づきの伝道師 藤井一規です。
春になり、新しい環境になった。という方もいらっしゃるかもしれません。
初対面のひとと話す機会も多くなって、苦戦しているひとがいるかも。
そんなとき、どうすればもっと楽に、自然に話せるのだろう?
今日は初対面のひとと親しく話すためのコツについて考えていく。
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http://shitsumon-alacarte.com/mental/11941/
この記事の目次
「無いんです。心構えとしては、初対面と思わない事じゃないですかねぇ。この人はよく知っているんだ、仲良しだと思う事です」
by タモリ(お笑いタレント、司会者、俳優、歌手、ラジオパーソナリティー、作詞家、作曲家、作家)
これはタモリが、初対面の相手にインタビューするときのコツについて聞かれたときの答えだ。
初日、初回、初っぱな・・・初めて、という状況は緊張を生みやすくなる。
特に初めて会う人と話すことが苦手というひとは多いかもしれない。
そんなときの、親しくなるためのコツについて、考えていく。
<人見知り>
初めて会う相手、となれば、
どんな人だろうか? 自分とは合う相手だろうか?
不安が伴ったりするもの。
私って人見知りなんです。という人は結構多い。
しかし、出会いはせっかくの機会。
相手と親しくなることで、物事がスムーズに進んだり、
楽になれたり、自分の世界も広がったりする。
<初対面で避けたい質問>
「どんなお仕事をされているんですか?」
初めて出会う相手、となれば、まず話題を探すことになる。
その時に使われる代表的な質問だ。
しかし、お互いの距離を遠くにしてしまいがちな質問の代表でもある。
職業は、その人の能力や、社会的ステータスのような、
外面、ときには優劣や上下を捉えようとする質問だからだ。
仕事をしていなかったり、話すことによって
何らかの抵抗を感じる人は、とても多かったりする。
こうした、見かけを捉えようとする質問は賢いとは言えないかもしれない。
<親しい関係だと思い込む>
親しい相手だったら、どんな会話をするだろうか?
そのとき、相手に対してどんな感覚をもっているだろうか?
優劣や上下、みたいな感覚とは違って、
平等だな、素直な気持ちを話してOKだなって感覚があるのではないだろうか?
すでに親しい関係である、と思い込むことは、
よそよそしい話題を持ち出すことを避ける効果が自然と生まれてくる。
<会話することの意味>
自分が親しい人としている話題はなんだろう? と考えてみると、
話題はその人自身の気持ち、体験が中心になっていることに気がつく。
社会的にどんな立場のひとであっても、
うれしいこと、怒ったこと、悲しいこと、楽しかったことはある。
自慢したいことだってある。
「どんな仕事をしていますか?」よりは、
「何をするのが好きですか?」「うれしかったことは?」「何々と言えば?」
などなど、その人ならではのことがわかる方が望ましい。
会話することは、その人と共に生きる時間を持つこと。
人となりに触れる時間をもつことで、
お互いの心がつながる豊かな時間を持つことができていく。