気づきの伝道師 藤井一規です。
苦手の克服。
人生においてしていきたいことの一つ。
今日はイチローのインタビューから、その秘訣を見つけ出していきたい。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/12011/
この記事の目次
「『あのピッチャーはあなたの苦手なピッチャーですか』と問われて、
いえ、そうではありません。彼は僕の可能性を引き出してくれる、素晴らしいピッチャーです。
だから、僕も、腕を磨いて、彼の可能性を引き出せる、素晴らしいバッターになりたいですね」
by イチロー(大リーグ野球選手)
苦手ですか?と聞かれて、苦手という言葉には触れなかったイチロー。
可能性を開く存在としてとらえた、彼の意識にあったものとはなんだろうか?
しばらく考えていきたい。
<定義>
苦手は?と聞かれて、苦手は・・・だ。
と答えたとしたら、苦手の存在を認めたことになる。
そして、一旦「苦手」として分類してしまうと、
「苦手」意識から逃れることが難しくなっていく。
苦手の箱に分類されてしまうと、
そこから抜け出すためには、苦手という箱から取り出す必要が出てくる。
初めから分類する箱にいれなければ、別の箱に入れるのは、
一旦どれかの箱に入れてしまってからよりも簡単だ。
<花粉症>
健康診断などの健康アンケートで、アレルギーは?
という質問があったりする。嫌な質問だ。
杉の花粉がたくさん飛び出すころ、
鼻水が出たり、目がかゆくなったり。
これを杉花粉症だ、としてしまうと、
そういうアレルギーを持っているという判断をくだすことになる。
無意識のうちに自らだけでなく、周りのひとたちにも、
ああ、花粉症のひとね、花粉症だからね。
という扱いをされてしまったりする。
<克服>
実は私は、檜(ひのき)の花粉が飛ぶころに
鼻水などの症状が出ることがあった。
しかし、どうやら克服したらしい。
従来から心理的手段で、軽減処置をして、効果をあげていた。
今年は、心理的な手段に加え、環境的な手段と肉体的な手段を
加えたことで、症状が出なくなったようだ。
実は心理的な手法のなかの簡単なもののひとつに、
「**症」とか「**病」という言葉をつかわないようにする
というものが含まれている。
「**症」とか「**病」としてしまうと、「自分」=「**症」 という式が
成立することになるからだ。
誰しも、マイナスのイメージのものと向き合うことは
出来れば避けておきたいもの。
<イメージを変える>
ところで、「苦手」としてしまうと、近づきたくない、
という思いがくっついてくる。
近くにあっても大丈夫。という意識になれば、「苦手」というものとは
違うものになって来ることになる。
どんなに苦手な相手にも、共感できる部分があったりする。
お子さんのことだったり、趣味だったり。
そこに気がつくと、苦手という状態から変化が始まる。
イチローは、自分の可能性を拡げてくれる相手だ。お互いに高めあえる相手だ。
とすることで、対戦するとき、向かい合うときに、
プラスのイメージを持つことができるようにしていた。
まずは、あなたがすごいなって認めることができたり、
共感できるポイントを見つけることで、
苦手は克服できていく。