気づきの伝道師 藤井一規です。
私たちは、日々漫然と暮らしていくことも、
何事かを成しながら暮らしていくこともできる。
ただ生きながらえていくことと、
自分らしく生きていくことの違いが存在している。
今日は生きることについて考えていく。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/12087/
この記事の目次
「生きるとは呼吸することではない。行動することだ」
by ジャン=ジャック・ルソー(仏の哲学者、作家、作曲家)
この言葉は、生きるとは、生命を維持していさえいればよいのか?
という問いを私たちに突き付けている。
生きるとはどういうことなのか、しばらく考えていきたい。
<生命を保つ>
生命は生き続けようとする。
生き続けるために呼吸をし、心臓を鼓動させ、
栄養を取ろうとする。
生理的な働きをして生き続けようとし、
次の世代を生み出し、存続をはかろうとする本能が働く。
命あるものには、こうした働きが備わっている。
それだけでも、信じがたいような複雑な、
奇跡のような連携が起きている。
命は、存在するだけで貴重な、大きな価値がある。
<人生を生きる>
生物として生きる、という面以外に、
人間には意思を持って、主体的に生きるという面がある。
単に命を維持し、生きながらえればよいというわけではなく、
自らの意思を持って、積極的に世界と関わっていくことができる。
たとえば、何か意見を求められたとき、
ずっと押し黙って、反応もせず、ただそこに存在するという選択もできる。
しかし、それであなたがそこにいる価値が生まれていると言えるだろうか?
周りとなんらかの関わりを持ち、
さらには、より積極的に、主体的に、
自分の意思を示し、行動していくことができる。
<自分の人生を生きるとは>
生命を維持する、ただ存在することにも大きな価値はある。
しかし、私たちにはもっとできることがある。
せっかくの可能性を活かしていきたい。
他人と関わることを避けたり、周りからの評価ばかりを気にして、
あなたの意思を示さないまま過ごすこともできるけれど、
それは、自分の人生を生きることになるだろうか?
自分がここにいる意味を、価値をもっと高めることができる。
自分らしくあるとは、自分の人生を生きるとは、
自分の意思を持って、表現したり、行動していくことで実現していく。