気づきの伝道師 藤井一規です。
誰しも落ち込んだりすることはあるもの。
そんなときのためにそんなときのために、
自分を元気づけるための方法を持っていることは大切です。
実は、誰かを元気づけることが、自分を元気づけることにつながるといいます。
今日はそのことについて考えていきます。
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この記事の目次
「自分を元気づける一番良い方法は、誰か他の人を元気づけてあげることだ」
by マーク・トウェイン(米の作家、小説家)
誰かを元気づけることは、自分を元気づけることにつながる。
それはどうしてなのか?
この言葉についてもう少し考えていく。
<自分を元気づける>
落ち込んだりしているときに、
自分自身を元気づけようとすることは、意外に難しい。
もともと人の感覚は自分自身に向けて使うのは不得意。
ましてや状態が良くないときは、思うに任せなかったりする。
また、誰かの状態を引き上げようとするとき、
自分の方がよりよい状態になっている必要があるが、
その相手が自分自身となれば、
より良い状態になることが難しい。
<他人を元気づける>
そこで、意識を自分の外に向けてみる。
落ち込んでいる誰かがいたら、
その人を元気づけることを考えていく。
自分に向けては働きにくい感覚も、誰かに向けてはうまく働く。
外に注目している間は、自分の状態のことは忘れていられる。
さらに、あなたの貢献で相手が元気になれば、
その様子はあなたにも反映される、うれしくなる。
自分の価値を確認することができ、
自分を肯定できる。
すると、自分自身の中からエネルギーが湧いてくる。
<情けは人のためらなず>
そう、私たちは他人を元気づけることによって、
自分を元気づけることができる。
また、そのほうが自分自身を元気づけようとするよりも効果が高かったりする。
「情けは人のためならず」という言葉がある。
他人のために掛ける情けは、その人のためではなく、
巡って自分自身のためにかけているのだと。
同じように、誰かのために貢献することは、
自分自身のために貢献することになっていくのだ。
<誰かのためには人のためならず>
自分に利益をもたらそうとばかりしていると、ともすれば
独りよがりだとか、自分勝手なひとだ、というように捉えられたりするもの。
誰かのために、に意識を向けると、
結局は自分のためになったり、何らかの形で自分に返ってきたりする。
もちろん、誰かのために自分の身を削って、というのとは違う。
自分が自然にできる範囲で、誰かのために貢献することは、
自分のためになっていく。