気づきの伝道師 藤井一規です。
困難な状況に出会ったとき、突破していくためには、その機会となるチャンスが必要。
チャンスを見つけようとするとき、どんな探し方が良いだろう?
今日はナイチンゲールの言葉から得たいものを明確にしておくことについて考えていきます。
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http://shitsumon-alacarte.com/mental/12702/
この記事の目次
「物事を始めるチャンスを、私は逃さない。たとえマスタードの種のように小さな始まりでも、芽を出し、根を張ることがいくらでもある」
by フローレンス・ナイチンゲール(イギリスの看護師、社会起業家、統計学者、看護教育学者)
ナイチンゲールたちが派遣されたとき、新しい仕事についたとき、必ずしも歓迎を受けたわけではなかった。
その中でもチャンスを探し、工夫をし、支援を得ながら大きな成果を上げていった。
この言葉をきっかけに、成果を上げるためのコツについてしばらく考えていく。
<きっかけ>
クリミア戦争の戦地病院に派遣されたとき、
衛生状態は非常に悪く、物資はきちんと届かず、
本国で与えられたはずの彼女たちの権限は認められず。
といった状態だった。
現地は傷病兵たちのため、という意識は低く、
官僚的な権限争い、縦割り行政が幅を利かせていた。
ナイチンゲールは正面突破が難しいとみると、
トイレの管轄が決まっていないことに目をつけた。
トイレは誰も重要視していなかったからだ。
しかし、トイレは衛生状態改善のベース。
そこから衛生状態の改善を拡げていく。
ちょっとしたところから始め、足場を固めていったのだ。
<足がかり>
もし、現状を打破したいと考えているのなら、
突破口はどこか、まず取り組む足がかりをどこにするのか考える必要がある。
ひょっとしたら、最初は直接的な効果が出てこないようなことであってもいい。
あなたの存在が役に立つと思われるようになれば、
あなたに与えらえる役割や権限はきっと拡大していく。
できることをし、根を張り、花実をつけていけば、
それは認められていく。
<協力者・支援者>
しっかりつけた花実は、たとえ小さくても認めてくれる人が現れてくる。
もちろん、そのままただ待つ、という手もあるが、
実現したいことを主張していく、という手もある。
そうすれば、あなたの思いに共感するひとが早く現れてくる。
協力者、支援者が増えてくれば、持つチカラは増大していく。
初めは小さくても、大きなチカラを持つことが可能になるのだ。