気づきの伝道師 藤井一規です。
断捨離という言葉がよく言われるようになった。
断捨離を進めていくと、どこかでそれをやめるところがやってくる。
それは、どこなのか。スティーブ・ジョブズの言葉から考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/12709/
この記事の目次
「何を捨てるかで誇りが問われ、何を守るかで愛情が問われる」
by スティーブ・ジョブズ(米の実業家)
断捨離が、望ましいものとして語られることが多くなった。
断つこと、捨てること、離れることで気づくことがたくさんある。
また、どうしてそれができないかに気づくことで、自分のことがわかったりもする。
この言葉から、もう少し考えていく。
<過去の継続>
普段、私たちは過去からの継続をしている。
いままでやってきたこと、持っているもの、経験から得られたことを
持ち続けていくことが通常だ。
断捨離するということは、つながりを断ち切り、捨て、離れていく。
継続を拒絶し、減らしていくことになる。
変化には不安が伴うものであり、実行に当たってはためらいを生じるもの。
しかし、普段の生活の中で、しらずしらずのうちに余計なものを抱えているのも事実だ。
<きっかけ>
なので、まずは機会を設けると取り組みやすい。
例えば、引っ越しは、その代表だ。
私もこの春に引っ越ししたけれど、2トントラック一台じゃすまないくらい捨てた。
逆に言えば、知らず知らずのうちに、それだけの無駄を抱えたままになっていた。
旅行に行った時の記念にと、とっておいたり、後で役に立つかなと思ってとっておいたもの。
改めて手にしてみると、もはや要らないなとわかったりする。
気づかないうちにたくさんの不要なものと一緒に暮らしているのだ。
<どんどん捨てていくと>
どんどん捨てていって、残るものはなんだろうか?
これだけは持ち続けていたい!
大切にしたい! そんな思いに気づくことができる。
意外と不必要なプライドに囚われていたりする。
つい、あれも、これも、って思いがちだけれど、
持ち続けるがために失うものもとっても多いもの。
捨てることによって、本当に持ち続けたいもの、
守りたいものが明らかになってくる。
ミニマリストのように、極限まで持つものを少なくしなくても良いかもしれないが、
自分が何を大切にし、何を守りたいのかに気づくことは
良い機会になるかもしれない。