気づきの伝道師 藤井一規です。
私たちは、過去があって初めて今の自分があります。
過去に起きたことは、何らかの形で現在に影響を与えていたりします。
ところが、ニーチェは過去だけでなく、未来も現在に影響を与えているのだといいます。
それは、どういうことなのでしょうか?
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この記事の目次
「過去が現在に影響を与えるように、未来も現在に影響を与える」
by フリードリヒ・ニーチェ(独の哲学者、古典文献学者)
私たちは、どんな経験をしたか、それをどう受け留めたかによって、大きな違いが生まれてくる。
過去が現在に影響を与えることは理解できる。
しかし、未来が現在に影響を与えるとは、どういうことなのか。
この言葉から、もう少し考えていく。
<過去が現在を>
人生を送るうえで、どんな経験をするかは、それをどう受け留めたかは大きな違いを生み出す。
私たちは、経験をとおして信念・価値観、自己認識を決定づけている。
自己認識や信念・価値観は私たちの行動を決めていくルールブックのようなもの。
うまくいったこと、いかなかったことから、
自分なりのルールを見つけ、次に活かそうとする。
ときには過去には役に立ったけれど、今では却って邪魔になるものもあるが、
知らず知らずに、いままでのルールに従って行動しようとしたりする。
<未来が現在を>
では、未来はどのように現在と関係するだろうか?
例えば、10年後の未来を想像したとする。
今の自分との間に、ギャップがあるかもしれないし、同じかもしれない。
考えてみよう。
ギャップがあるならば、これまでとは違う、何かがなければ到達することはできない。
ただ現在の延長線にあるなら同じで良いかもしれないが、
新たな自分を手に入れたいのなら、どこかで変化が必要だ。
そう、どんな未来を思い描くかで、現在の自分がどうあり、どう行動すべきかが決まってくるのだ。
<目指す自分を描く>
どんな自分を目指すのか、未来の自分が明確であればあるほど、
今現在、何をしていくと望ましいかが明らかになってくる。
誰しも、何らかの成長を望みたい。
単にいろいろなことができるようになる、ということだけではないかもしれない。
人生を楽しみ、喜びを感じられるようになるためには、
いろいろなアプローチの仕方がある。
あなたは、10年後、どんな自分を目指したいですか?
そのために、5年後はどうなっていたら望ましいか、
では1年後は?
こうしていくと、今何をしていくとあの10年後が手に入るか
明確になっていったりする。