気づきの伝道師 藤井一規です。
お金持ちや有名人になると、急に遠い親戚だとか、友達と名乗る人が増える、なんて話を聞いたりします。
反対に、不幸な状態に陥ると、そう言った人たちはいつの間にかいなくなってしまいます。
今日は本当の友人について考えていきます。
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この記事の目次
「不幸は、本当の友人でない者を明らかにする」
by アリストテレス(マケドニア出身の古代ギリシアの哲学者)
一緒にいるとメリットがあると思われる状態のときは、いろいろな人が近づいてくる。
反対に、メリットなんてなさそうだ。と思われる状態になれば、
利害で考えている人は去っていくかも。
今日は本当の友人について、しばらく考えていく。
<友人とは>
あなたにとって、本当の友人と呼べる人は、何人いるだろうか?
多ければいい、いないからいけないというわけではない。
日常的によく顔を合わせているから、
付き合っていると、メリットがあるから、
という理由でつながっている関係のひとは多い。
日常的によく顔を合わせる人も、
良好な関係を保つことで、円滑に暮らしていけるというメリットがあるから。
もちろん、こうした関係をむすんでおくことは、大切なこと。
誰かとの関係を持たずに生きている人はいない。
だったら、良好な関係にしておく方がいい。
しかし、本当の友人は?
<利害を離れて>
利害で結ばれているとしたら、
メリットが得られなくなったときに、関係は失われてしまいがちだ。
その代表として、不幸に陥ったときが考えられる。
巻き込まれたくないと思えば、離れていったりする。
いつになっても、心に残っている人。
今どんな仕事をしていても、どんな状態になっていても、
顔を合わせたくなる人。
たとえば、子どものとき深く付き合った相手だったら、
今とは関係なく、会えばなつかしい。
お互いをさらけ出せた相手なら、
今の状態とは関係なく、会いたいと思ったりする傾向がある。
<本当の友人>
ただ、会えばうれしくなれる。
そんな人のことを心に抱いていたいもの。
たくさんいれば良いというものでもないし、
実際に会えるかどうかも問題ではない。
何かを得させてもらうという気持ちを持ちながら
自分から向かっていったり、向こうからやってきたりするのではなく、
自然に思いを寄せたくなる、持っているものを分け与えていきたくなる。
見返りなんて思いもしない、そんな誰かを心に抱いていきたい。