気づきの伝道師 藤井一規です。
誰かに導いてもらいたい。導かれたい。
そう願ったりするかもしれません。
しかし、導かれるだけでなく、自ら導くことが大切とマザー・テレサは言います。
今日は、導かれること、導くことについて考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/12781/
この記事の目次
「導いてくれる人を待っていてはいけません。あなたが人々を導いていくのです」
by マザー・テレサ(修道女、教育者、平和運動家)
人は未熟な状態で生まれ、周りからの愛情を受け取りながら成長していく。
初めからなにもかもわかっているような、全知全能の神とは違う。
しかし、あなたが素晴らしいものを広めたり、次の世代へと引き継いだりする必要もある。
しばらく、導かれること、自ら他の人を導いていくことについて考えていく。
<未熟からはじまる>
誰もが未熟な状態から始まる。
人間ほど、未熟な状態でこの世に生まれ出てくる生物はいない。
周りの人たちからの愛がなければ、とても成長していくことはできない。
導かれる幸せを受け取りながら成長していく。
与えられること、導かれることが当たり前だと思っている間は、
その貴重さ、ありがたさに気づきにくいかもしれない。
しかし、いつか、自らが未熟な子供に愛を注いだり、
周りの人たちに愛を伝えるようになっていくとき、
これまで、どれほどの愛を、エネルギーを受け取っていたかに気づいていく。
導いていくことによって、自分が受け取ってきたものの素晴らしさや、
ありがたさに気づくことができたりする。
導くことは、自らの成長のためにあるとも言える。
<導くとは>
ところで、導くというと、あなたが旗を立て、「こっちについてこい!」
みたいなということだけをイメージするかもしれない。
子どもに対してであれば、進むべきレールはこれで、この通りに進みなさい。
みたいにしてしまったりするかもしれない。
しかし、次につなげていくためにしていくことは、
ただ用意されているレールの上を進むことだけを伝えただけでは、足りない。
なぜならレールの上にいる人は、レールが無くなったらどうしようもなくなってしまうからだ。
自らレールをひくことの楽しさや喜びであったり、レールではない進み方のおもしろさ・・・
いろいろな選択肢があることを伝える方により重要性がある。
レールの上の人が、いずれレールを引く側になれるように導くことも大切なのだ。
<心に火を灯す>
それには、やる気を引き出すこと、心に火を灯すことが大切。
心に火を灯すことができれば、自分から動き出すことができるようになる。
自分の心に火を灯すこと、誰かの心に火を灯すことが
拡げていくこと、次につなぐことにつながっていく。
まず、気持ちや心がつながった関係を作り上げていきたい。
そこがベースになる。
そうすれば、あなたの姿、言葉、在り方が、相手の心に火を灯していく。
導かれることを待っているだけでは、限られたことしか実現できない。
導くことによって、誰かが自ら動き出せば、
可能性の扉をたくさん開いていくことができるようになっていく。