気づきの伝道師 藤井一規です。
身体と心はつながっていることは、多くの人が受け入れるようになりました。
特にストレスなどのメンタルが、身体に影響を及ぼしているということは注目されたりしています。
身体と心とがつながっているということは、身体の調子が心にも影響を及ぼしているってことですね。
今日は、身体からの健康へのアプローチについて考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/12812/
この記事の目次
「身体とメンタルは深くつながっています。身体が不調なら心も不調に、身体が健康になれば心も健康になります」
by 小林弘幸(医師、医学者、順天堂大学医学部教授、著述家、日本体育協会公認スポーツドクター)
人間は、身体と心とを切り離して考えることはできない。
昨今は健康へのアプローチとして、メンタル面からのアプローチがより注目されているが、
身体からのアプローチもあるし、またその方が推進しやすかったりもする。
しばらく、身体からの健康へのアプローチについて考えていきたい。
<姿勢が気持ちを変える>
いま、あなたはどんな姿勢をしているだろうか?
もし、背が丸まったりと、背骨が大きく曲がっている状態だとしたら、
自然にまっすぐだなって思える状態に変えてみる。
すると窮屈だった胸やお腹が解放されていく。
それと同時に、気持ちも軽くなったり、明るくなったりすることに気がつく。
呼吸も楽にできるようになっていく。
もし、もともと楽にまっすぐになっていたのだとしたら、
背中を丸まった状態にしたり、もとの姿勢に戻したりしてみて、
どんな違いがあるかを体験していただきたい。
<身体には流れがある>
血液が全身を巡っていることは、誰もが受け入れているだろう。
その最大のポンプである心臓は、細胞が生み出した電気信号が流れることによって働いている。
心電図は、流れている電気を測った結果だ。
また、神経が働くためには、神経細胞同士が情報を伝達するために
電気信号が流れる必要がある。
さらに、脳が働きを知るのに脳波を調べたりするが、これも電気信号だ。
これらの流れが止まってしまったとすれば、深刻な問題が起きていることになる。
背中を丸めて、胸やお腹を圧迫しているとしたら、
すくなくとも、その場所の流れを妨害していることになる。
<流れを促進する>
なので、スムーズに流れるような姿勢でいる時間が、
より多くなるようにしていきたい。
また、血液は細胞のエネルギー源となる酸素などを運び、老廃物を回収しているが、
一番大変なのは、低い場所にある足の血液を心臓にもどすところだ。
ふくらはぎの筋肉を使うと、血管に適度な圧がかかったり、緩んだして、
血液が高い場所にある心臓に戻りやすくなる。
歩くことをはじめとして、ふくらはぎを適度に使うことは、
明らかに身体の仕組みを円滑にしている。
同様に、身体の筋肉を適度に動かすことは、血液だけでなく、体液の循環にも役に立っていく。
身体を巡っている電気信号も、関節を固めてしまうと流れにくくなる。
身体を緩める動きも流れの促進に役に立つ。
<身体からのアプローチ>
私たちは姿勢を変えるだけでも、心に起きな影響を与えることができる。
適度な運動は、身体の仕組みを健全に働くことを促進してくれるし、
心地よさももたらしてくれる。
ストレスを感じる状態をリフレッシュしてくれたりもする。
どちらかというと、メンタル的なアプローチが先に意識されがちな昨今ですが、
身体へのアプローチを大切にすることで、
すばやく健康な状態にちかづくことができることにも気づいていきたい。