気づきの伝道師 藤井一規です。
特に何もしなくてもうまく行っちゃう環境にいるのと、
しっかりやらないと大変なことになる環境にいるのとでは、
人の意識も行動も変わってきます。
今日は、環境が人に与える影響について考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/12932/
この記事の目次
「危機は人を変えます。普通の人をより賢くしたり、より責任感の強い者に変えます」
by アメリカン・インディアンの言葉
恵まれた環境であれば、ぼーっとしていてもなんとかなってしまう。
しっかり準備しなくてはならなかったり、失敗が許されない状況だったりすれば、
全く違う対応をとることになっていく。
どのように環境を成長に活かしていくと良いのだろう?
<意識が変わるとき>
どんなときに、私たちの意識の持ち方が大きく変わるだろうか?
心地よい状態や、安心感に包まれているときは、
そのままでよいし、変化する必要は感じられないだろう。
理想的な状態から外れても、まあ何とかなるだろうと思える間は、
いつもどおりにしていたところで、大きな問題にはならない。
未知の世界へのチャレンジや、成長のための変化を求めることはあっても、
その真剣さの度合いを高める必要がなかったりする。
<スイッチを入れるもの>
ところが、危機に直面すると、
まあ、そのうち。とか、できればいいな。という状態ではいられなくなる。
もっと生きたいのに、命の危険があれば、
逃れるための方策は何が何でも成功させようとするだろう。
確実に成し遂げなければならないとなれば、全く違う意識で取り組むことになる。
危機が目の前にあり、危機がわかり、危機を感じることができるとき、
スイッチが入ると言ってもいい。
このように置かれた環境によって、
同じ人であっても意識や行動が全く違ってくる。
同じように、所属しているグループに
自分以外にできる人がいなくなったり、
リーダの役割を与えられたりすると、
それまでとは全く違う意識を持つことになる。
<適度な目標設定>
意識が変わると、行動が全く変わってくる。
結果にも大きな違いが生まれ、それまでとは別人ではないか?
と思えるような違いが生まれてきたりする。
目標を達成することに対する責任感も高まる。
取り組もうとするときには、
何に気をつけるべきか、より効率を上げるために
どうしたらよいかを必死で考えたり。
何でも危機感で手にいれようとするのが良いかどうかはさておき、
逃げ道を断って、何とかしていこうとするとき、
新しい世界に到達しやすくなるのは確かだ。
もちろん、追い込みすぎて破綻してしまっては何にもならない。
ただ適度なチャレンジを設けることは、変わるためのとても有効な手段のひとつ。