気づきの伝道師 藤井一規です。
ひとは自分の存在を誰かに認めてもらいたい。
そんな気持ちを持っています。
今日は、マザーテレサの言葉をきっかけに、心の飢えを満たすことについて考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/12944/
この記事の目次
「人は一切れのパンではなく、愛や小さなほほえみに餓えているのです。
誰からも受け入れられず、誰からも愛されず、必要とされない悲しみ、これこそが本当の飢えなのです。
愛を与え、愛を受けとることを知らない人は、貧しい人の中でも もっとも貧しい人なのです」
by マザー・テレサ(修道女、教育者、平和運動家)
飢餓の問題は深刻になっている。
飢えの問題は開発途上国の問題で、日本は関係ないと思っているかもしれないが、
心の飢えは、どの国であっても大きな問題となっている。
もうしばらく、考えていきたい。
<存在価値の認識と寿命>
心と病や寿命との関係について、研究されるようになってきた。
どうやら、自分の存在価値への認識と、病や寿命とには関係があるようだ。
自分自身で生きる価値がないとか、誰からも必要とされていないと感じている人の寿命は短く、
認められ、必要とされていると感じている人の寿命は長くなる傾向がある。
想像してみても、生きる意欲が湧いてくるのは
必要とされているって感じられるほうだ。
長寿な人の取材の様子などを見ても、
周りの人たちと良好な関係を保っていることがわかる。
<生きるエネルギー>
もし、自分が誰からも必要とされていないと感じているとすれば、
生きる意味を見出すのが難しくなっていく。
生きるエネルギーが不足した、心の飢餓の状態になっていく。
心の飢餓は、病や寿命にも関係していく。
生きていくことに喜びを感じ、もっと生きたいと願うことが
生きるエネルギーを生み出していると思われる。
では、どうすれば生きるエネルギーをより自分のなかに生み出せるのだろう?
なにも大変なことをする必要はない。
ほほえみかけられるだけでも、自分の存在を意識してくれている人がいるんだってわかる。
ほほえみは、ほほえみを呼んでくる。
存在を認め合える時間になっていく。
さらに、ほほえむと自分の中に幸福感も生まれてくる。
生きていることが喜びにつながっていけば、生きるエネルギーにつながっていく。
<やりたいことを見つける>
生き生きとしているひとたちは、楽しみややりたいことを持っていることが多い。
やりたいことがあれば、生きる意欲が、エネルギーが湧いてくる。
それが、周りから認められるようなものであればなおのことだ。
誰か大切な人の成長を見守ることでもよかったりする。
愛する気持ちにあふれ、向けられた愛を受けとるチカラがあれば、
心が満たされ、生きる喜びを感じやすくなっていく。