気づきの伝道師 藤井一規です。
人の心が動かされるのは、理屈ではないといわれます。
では、どんなときに心が動くのでしょうか?
しばらく考えていきます。
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この記事の目次
「大事なことは、理屈のやりとりではない」
by 松下幸之助(実業家、発明家)
理屈をいくら並べても、人の心は動かない、
もちろん、理屈があることは、裏付けとしては役に立つ。
しかし、決め手は別のところにある。
もう少し考えていく。
<心が動くとき>
あなたが心を動かされるときって、どんなときだろう?
たしかに、理論や理屈の上で、これはお得だとか、
有利だということは、説得される材料の一つにはなる。
しかしながら、それよりも共感が起きたり、自分の欲望に火がついたり、
負けん気を呼び起こされたり、自分の避けたいことに気づかされたり、
自分の感情が刺激されたときにおきるもの。
<熱意や誠意>
直接自分の利益にならないかもしれなくても、
その人の熱意や誠意に動かされることってある。
自分の協力が、その熱意や誠意を応援できること、
貢献できることに満足感をおぼえたりする。
自分にはできないことが叶っていく喜びもあるのかもしれない。
<理屈だけで説得しようとしても>
誰か説得しようとするとき、
理屈で押し通そうとしてもうまくはいかない。
理屈には事実は伴っていても、心が伴ってはいない。
理屈がわかっても、心はついていけない。
どんな事実があったとしても、
こころが満たされて、初めて納得がいく。
理解と納得は別のところにあるのだ。
<人は感情と共にある>
人は、どんなに事実に基づいて判断しているつもりでも、
感情が伴なっているときと、そうでないときとでは大きな違いがある。
理屈は感情に働きかけるための、材料の一つとなるが、
理屈だけでは心を動かすのには不十分だったりする。
心を排除した状態では、人は満足することができない。
<人を説得するには>
誰かに働きかけようとするならば、
あなたの思いも一緒に伝えていきたい。
あなたの思いが相手に伝わったとき、
あなたの伝えたいことのパワーは、はるかに大きな力を持つようになる。
聞き手と共有できやすいように、実体験をいれたり、
イメージを湧きやすくしたりしながら、あなたの思いを載せていく。
共感を呼び起こすことができたなら、
説得することもしやすくなっていく。