気づきの伝道師 藤井一規です。
人間は未熟な状態でこの世に生まれ、次第に成長していく。
当初は親がすべてを決定していくが、
いずれは子供が、一人の大人として、自ら責任をもつようになる。
一人の人間としての成長について、しばらく考えていきます。
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この記事の目次
「親は子を失う時期がある。その時彼らは懸命に自立心を育んでいる」
by ミスボン・シデク(マレーシアのバドミントンコーチ)
自立。
あれほど、手をかかかっていた息子が、娘が、
親の手を離れて、自らのチカラで生きていこうとするとき、
寂しさを感じることがあるかもしれない。
しかし、それは喜ぶべきこと。
もう少し考えていく。
<成長の段階>
子どもは、親の愛情を受けて育っていく。
なにもかも、親が手をかけ、時間をかけるところから始まって、
次第に自立し、自分ですべきことに取り組むことができるようになっていく。
あれほど、お父さん!、お母さん!と頼って来ていたのに、
その役目が不要になっていくタイミングがある。
<節目>
全てを親や周りの大人に頼っていた状態から、
自分自身で判断できるようになっていくには、
肉体的な成長だけでなく、心、人格的な成長が必要になってくる。
それは、自らのチカラで困難を乗り越えたり、
自らの考えで工夫したりしていくことで起きていく。
これらは、なにか夢中になるものをみつけ、
一生懸命取り組むことが効果的。
親とは少し離れたところで、起きていく。
<自立>
だから、この自立が進行しているとき、親は自分の知らないところで、
子どもが大きく成長していたことに驚かされたりする。
ときには、自分の子どもを失ってしまったかのような感覚に
なってしまうことがあるかもしれいない。
だって、親があれこれ干渉しなくても、
どんどん大人になっていけるなら、
親の存在価値が減ってしまったような感覚になったりするから。
<成長を喜ぶ>
しかし、もともと子どもは、
親の所有物でもなんでもなく、子どもの人生がある。
誰かに頼ることなく、次の世代を紡いでいける存在になっていくもの。
寂しさを感じることもあるかもしれないけれど、
自分の手を離れ、自立心を一生懸命育てようとしている子どもを
温かく見守り、成長を喜んでいきたい。