気づきの伝道師 藤井一規です。
自立させることができ、持ち運ぶこともできる間仕切りのひとつとして屏風がある。
大きな一枚のものであっても自立させることができるが、それは折り曲げることができるから。
これは人間関係でも役に立つこと。
折り合いをつけることについて、しばらく考えていきます。
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この記事の目次
「人と屏風は直ぐには立たず」
by ことわざ
本当は折り曲げたくなくても、折り曲げることによる効果を考えると、
折り曲げたほうが妥当なことはたくさんある。
人間関係においても、うまく折り合っていくことって大切。
さらに、考えていきたい。
<ぶつかり合う>
社会生活を営む以上、ぶつかり合いが起きるのは当然なことと言える。
そのときに、どちらか一方だけ、1か0か、という選択をすることもある。
しっかりお互いの主張を聴き、白黒つけることも意味がある。
意見をぶつけ合っていくことは、お互いの気持ちを明確にする
素晴らしい機会になっていったりするもの。
ケンカするほど仲が良いという言葉は、
その証明の一つかもしれない。
だから、常にどっちつかずだったり、あるときはこっち、またあるときはあっちと、
どこかの政治家のように次々に言うことを変えてしまったり、
その場限りの対応ばかりしていると、なかなか信用してもらえないこともある。
<折り合いをつける>
しかし、世界で絶えたことのない紛争は、どちらの主張にも一理あり、
どちらか一方の主張が正しくて、他方が間違っている、
ということにはならないことがほとんどだ。
正しさとか、正義といったものは、
立場によって変化していくものだったりする。
ある人の立場で正しいこと、望ましいことも、
別の人から見たらそうではなかったりするのだ。
常に白か黒か、1か0かで判断していると、
偏りをひどくしていくことになったりする。
どこかで折り合いをつけたほうがよかったりする。
<折り合うことの効果>
屏風が、折り曲げることで、まっすぐになっているときのように見せることができなくても、
自立させることができ、移動させやすくすることができているように、
お互いの主張もどこかで折り曲げ、折り合いをつけながら、
両立させていく可能性があるもの。
様々な立場の人がいるならば、特定の人の利益だけを考えていては、
全体としてみたら、大きな不利益となってしまうかもしれない。
人間関係も、ぶつかり合うことを恐れる必要はないが、
お互いに活かしあいながら、両立させていく可能性がある。
意識していきたいものだ。