気づきの伝道師 藤井一規です。
熱心に学び、身に着けていきたいとき、どうしていますか?
何度も繰り返すのもいいアイディア。
その道の専門家から学ぶのもいい。
学んだことを実践してみるのも大事。
さらに効果を上げるには、どうしたらよいのでしょう?
しばらく考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/13676/
この記事の目次
「人に教えることほど、勉強になることはない」
by ピーター・ファーディナンド・ドラッカー(オーストリア出身の経営学者・社会学者)
学びを深めたいとき、高い効果を上げるのは、
誰かに自分の学びを伝えてみることだ。
それはなぜなのか、掘り下げていく。
<学ぶ機会>
学びは、機会さえ捕まえることができれば
すぐに得ることができる。
インターネットが普及した昨今、
学びの機会を探すのには困らないといってもいい。
学ぼうと思えば、実に様々な学びを得ることができるようになった。
<誰から学ぶか>
とはいえ、誰から学ぶかは違いを生み出す可能性がある。
指導してくれる方がその道を極めていたりすれば、
奥深いところに触れやすいかもしれない。
表面的な知識だけの人からでは、
手に入れられないものがあったりするもの。
やはり実績のある、経験豊かな人から学んだほうがいい。
それに誰かに弟子入りするような場合は、
師を選ぶ必要があったりする。
伝統的なものの場合は、師をいったん選ぶと、
簡単には変えられないような場合もまだまだある。
できれば経験を積み、また常に新しく学び続けている師が望ましい。
<いろいろな角度から>
可能なら、いろいろな人から学ぶことができたほうがいい。
もちろん繰り返すだけでも、学びになるものだけれど、
別の角度からだったり、別の切り口から学ぶことができると、
これまでの学びがより立体的になったり、異なる素晴らしさの存在がわかったりする。
同じことでも、違う学び方をした人と出会うことで、
新たな気づきが生まれたりするもの。
<実践の大切さ>
机上の知識で終わるのと、実際にやってみるとでは、
ものすごい違いが生まれる。
頭だけでわかっているのと、やってみて初めてわかること、
気づくことは違う次元のことだと言ってもいい。
経験を積んでみて、あ、こういうことだったのか、
と分かる経験は、あなたにもあるに違いない。
<教えることでわかること>
さらに深めていくには、自分が学んだことを、誰かに伝えてみると効果的。
自分の中に学びがあるとわかっていても、誰かに伝えるとなると、
思い通りにはならないことがわかる。
まず、相手の心に響かない限り、相手は受け取ることができない。
また、あなたにはすぐ理解できたり、実践できたりすることも、
相手にとっては難解だったり、困難なことだってある。
おまけに、人によってつまづく場所は違ったりするからだ。
教える経験は、自分が見落としていた大事なこと、
キーポイントに気づく機会になっていく。
得ていた学びもわかりやすく再整理されていったりする。
だから、教えることは学ぶ側の学びになるだけではなく、
教える側の学びになる。