気づきの伝道師 藤井一規です。
怒るのは自分自身のためによくないと言われます。
実は怒りがわいてくることそのものは、大事なことですが、
怒ってばかりいるとしたら、考え直したほうが良いかもしれません。
しばらく考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/13741/
この記事の目次
「怒るという行為は、誰かに投げつけるために直火にかけた石を握るようなものです」
by 大村あつし(日本の小説家、ITライター)
怒るということは、怒りをぶつけたい対象があるってこと。
しかし、怒りをぶつけようとするとき、
その怒りのエネルギーは自分にも向かってしまうもの。
もう少し掘り下げていく。
<怒りが生まれるのは>
あなたは、どんなときに怒りを覚えたことがあるだろうか?
何がそんなにあなたを興奮させたのだろう?
自分が大切にしているものを壊されたり、ないがしろにされたり、
家族を傷つけられたり、辱められたり。
あなたの大切にしている信念・価値観を否定されたり、
あなた自身を否定されたり。。。
さまざまな理由があるかもしれないが、
あなたの大切な何かが、損なわれたり、
損なわれそうになったりするときが多い。
ときには、自分の弱さを隠すために、怒ってみせたりすることや、
相手をやっつけてしまうために怒ることもある。
<怒りがもたらすもの>
怒りの原因を知ると、つい怒ってしまう自分について
より深く知ることができる。
強い感情に突き動かされているときほど、
自分を知るきっかけになる。
しかし、怒りをただ相手にぶつけられるかというと、
どうもそういうわけにはいかない。
怒りを相手にぶつける前には、
自分の中に怒りを生じ、抱き、燃え上がらせることになる。
そして、十分膨らんだところで、
相手に狙いを定め、投げつけることになる。
怒りを生じてから、相手に投げつけるまでの間、
自分自身が、怒りのエネルギーに直接触れ続けなくてはならない。
その間に自分自身も火傷をしたり、傷ついてしまったりする。
<思いの伝え方>
考えてみよう。
あなたの思いを伝える方法は、怒りをぶつけるだけではないはずだ。
怒りは怒りを呼んでしまうこともある。
際限ない怒りのぶつけあいは、お互いにとって何のメリットもない。
もちろん、怒りをすべて抑えればよい、というものではない。
怒りの気持ちは、自分の中に大切なものがあるって証拠。
例えば愛する誰かを大切にするために、
ストレートに怒りを表現していくこともときには必要。
しかし、怒りだけがすべてではないと知り、
選択肢の一つとして、怒りを活用していけばいい。
ぜひ考えていきたいもの。