気づきの伝道師 藤井一規です。
人は、ヒマになると、ろくなことを考えないといわれます。
しかし、苦しい、大変な状況から解放されるのだったら、幸せなのでは?
しばらく掘り下げていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/13924/
「暇になると心で悪魔が動き出す」
by 西洋のことわざ
時間を持て余したとき、あなたはどうしているだろう?
そんなところから、考えていきたい。
<何もしない>
持て余した時間ができたとき、あなたはどう過ごしていますか?
ただテレビをつけて、ずっと見ていたり、
ぼーっと、寝て過ごしたり。
ゲームに興じていたり。
ふと気が付くと、外が暗くなっている。。。
そんな時間の過ごし方もある。
ただ、振り返ってみると、
もっとしておけば良かったと思えることがあったりする。
何か生み出せたはずのものが、いっぱいあったことに気づいたりする。
<自由と不安>
大変な状況、苦しい状況から解放されたとき、
とてもうれしく感じるだろう。
忙しく、拘束された状態からの解放は、
最高だ!と感じるかもしれない。
しかし、そう感じられる時間は、
それほどは続かない。
することがない、という状態は、自由かもしれないが、
自由とは、不安定な状態でもある。
例えば、無重力の状態は重力の縛りから外れて、
自由で、望ましい状態であるようだけれど、
ふわふわと漂い、よりどころのない不安定な状態でもある。
重力で縛られ、地を与えられ、それに従ったほうが、
安心して動き回ることができたりする。
<悪魔の登場>
自由を不安と捉えるとき、
行く末にも不安を覚えることになる。
ひとは未来に展望を感じられないと、不安に襲われる。
悪魔がやってきて、不安をばらまくように。。。
起きてもいないうちから、悪い想像が広がり、
想像が想像を呼び、どんどん悪化させてしまったりする。
何かすることに縛られていれば、
悪魔から逃れる時間をもつことができるが、
余った時間を悪魔に渡してしまうと、
不安が広がってしまう。
<時間を有効に>
自由を不安の方向ではなく、
新たな可能性の方向に使っていきたい。
時間があるなら、したいことを考える時間に当ててみる。
時間をつぶすのではなく、最高のものを作り出す時間に当ててみる。
やってみたいことにチャレンジしてみる。
遊ぶなら、漫然と遊ぶのではなく、真剣に遊んでみる。
もちろん、忙しければいいというものではない。
ただ、時間を悪魔に手渡すよりは、自分のためになることに
使っていきたいもの。