気づきの伝道師 藤井一規です。
時間をとともに年を取っていく、という考え方もある。
しかし、別の考え方もあります。
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この記事の目次
「私たちは年とともに老いていくのではなく、日々新たに変わっていくのです」
by エミリー・ディキンソン (米の詩人)
年を重ねることは、老いるのではなく変化していくという考え方もある。
もう少し掘り下げていく。
<老いる>
老いるという言葉は、心にかなり強い影響を及ぼしたりするもの。
それだけ、気にしている言葉だったりする。
気にしているからこそ、言われてショックがあったりする。
老いたり、衰えたり、という言葉からは
できる限り遠くにいたい、と思う人は多い。
テレビ番組の目玉企画には、若さを保つ、
健康を手に入れるというものがとても多い。
それだけ、老いるという思いは持ちたくないし、
若さを保てると聞けば、やってみたくなったりする。
<身体は変化していく>
私たちは誰もが、昨日と同じではありえない。
身体には60兆個ともいわれる数の細胞があるといわれる。
そして細胞は着々と入れ替えが起こり続けている。
例えば、変化していないように思える「骨」
しかし、3~5年も経てば、
古い骨はすべて新しい細胞のものになっている。
日々、破骨細胞は骨を壊す活動をしていく。
かと思えば、骨芽細胞が骨を作っていく。
反対の作業が同時進行で起きているのだ。
<心も変化していく>
肉体的にどんどん入れ替わっていくというだけでなく、
心の働きも、どんどん新しくなっていっている。
同じだっていう人がいるかもしれない。
しかし、よく考えてみれば、
何かが起きるたびに、新しい経験を積んでいる。
新しい経験をすれば、その経験を通して、
何らかの変化が起きている。
昨日あれほど感動した体験を
今日もう一度体験したとしたら、感動をえられる。
しかし、同じ感動にはならないだろう。
初めての体験と、二度目の体験とでは、
同じことを体験しても、同じ反応にはならない。
なかには、一回の体験でこころに大きな変化をうみだすことだってある。
すべての体験は、新しい自分につながっていく。
<バージョンアップ>
変化だと、望ましい方向、望ましくない方向、
いろいろな方向への変化が考えられる。
そこで、バージョンアップだと考えてみる。
体験を重ねるたび、より高いバージョンの
自分に変化していくと考えてみる。
するとなんだか、うれしくなってくる。
過去を消すことはできないかもしれないが、
バージョンアップなら何度でも、いくらでもしていくことができる。
私たちは、時とともにバージョンアップしているのだ。
さて、今日はどんなバージョンアップをしていけるだろうか?