気づきの伝道師 藤井一規です。
同じことを伝えるのにも、どう伝えるかはとても重要。
どのようにしたらより伝えることができるのか、
しばらく考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/14164/
この記事の目次
「人が意見に反対するときは、だいたいその伝え方が気に食わないときである」
by フリードリヒ・ニーチェ(独の哲学者、古典文献学者)
内容は同じでも、この人が伝えたらやってくれるのに、
あの人が伝えたらうまくいかない。
そんなことってあるもの。
もう少し掘り下げていく。
<正論をいえばよい?>
相手の方があなたの伝えたいことをわかってもらえるときと、
そうでないことがある。
もちろん、受け入れられるはずのないことを
強引に伝えても断られてしまうだろう。
しかし、伝え方によってはわかってもらえるときと
わかってもらえないことがある。
どんな伝え方をしたらわかってもらえるのだろうか?
<断られるとき>
まず、こちらの都合だけを押し付けようとするときは、
うまくいかないことが多い。
それがいくら正論だったり、もっともらしい話でも、
伝える側の思惑だけを伝えても、受け入れてはもらいにくい。
あなた自身、誰かが正しいことだからと
あなたに強引に何かをさせようとしたら、
嫌な気持ちになるだろう。
伝える側は、聞き手の利益のことを考えているのだ、
と言ったとしても違和感が残ってしまう。
<ポイントのありか>
そう、あなたが誰かから頼まれたり、勧められたりしたときに、
快く引き受けたときと、そうでないときとの違いを考えてみる。
なにがあなたをやる気にさせたのか?
なにがあなたの気持ちを削いでしまったのか?
きっとそこに答えがある。
頼んだ相手が、以前に世話になったから、やる気になったかもしれない。
やることが満足につながるから、やる気になったかもしれない。
高飛車だったり、高圧的だったから嫌だったかもしれない。
伝える側からのメリットだけを訴えていたからかもしれない。
<相手の望みに一致する>
伝える側が考えている真実をいくら伝えても、
相手にはなかなか伝わらないもの。
受け取る側の求めている真実に近づき、
聞き手自身が、取り組んだらより望ましくなると
信じることができたら、
あなたが頑張らなくても、
相手のほうから積極的にするようになるだろう。
また、人によって何を求めているかは違っていたりする。
チャレンジを求める人もいれば、確実さを求める人もいる。
リターン重視かもしれないし、貢献をしたいのかもしれない。
特定のことに興味があるのかもしれない。
相手のことを知り、相手に合わせていくことが求められている。