気づきの伝道師 藤井一規です。
羽生結弦選手。ケガから復活しての見事な金メダル
治療の間、滑ることもままならなかったのは間違いない。
そんなとき、どうしていったのだろう?
しばらく考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/14401/
この記事の目次
「自分の調子とイメージのギャップを埋めようとした。イメージだけでもみんなに追いつこうと考えていた」
by 羽生結弦 (フィギュアスケート選手)
イメージをすることで、自分のパフォーマンスをあげることができる。
イメージが心と身体をリードしていくことがある。
もう少し掘り下げていく。
<ミラーニューロン>
自分がしたことがなくても、
誰かがやっているところを見ることで、
自分の身体には反応が起きることが知られている。
脳には、ミラーニューロンと呼ばれる細胞がある。
これは、他人がしている行動を見ているときに、
自分自身が行動しているときと同じ反応を示す。
そう、自分は何もしていないのにも関わらず、
あたかも、それを自分がしているのと同様の反応が起きるのだ。
模倣は、社会生活ではとても重要な要素だからミラーニューロンが
あるのではないかと言われている。
自分でやったことのないことにも働くから、
明らかに学ぶ速度を速くできるというメリットがある。
<イメージ>
模倣したりするときに、それができている状態の
イメージがあるととても効果的なのは、ここからも来ている。
実際に見ることができるなら、なおさらのこと。
ミラーニューロンが働き、自分がやっているのと
近い反応を心と身体に起こすことができる。
これから自分がやろうとすることについて、
こうなっていけばよい!という具体的なイメージが湧くときは
実現性は高くなるというわけだ。
これから、何が起きるか想像できないようなときは、
不安も生まれ、成功させるのは難しいかもしれない。
<想像の中と現実>
もともと脳は、現実と想像との区別をすることは難しい。
想像の中でできていることは、
現実にできているのと、同じ感覚をもたらすことができる。
だから、ケガなどで身体が十分使えないときに、
イメージを自分のモノにしておくことは役に立つ。
より、具体的にイメージできればできるほど、
実現性も高まっていく。
調子が上がらないときにも、この方法は有効だ。
うまくいっているときの感覚を持つようにすれば、
いつの間にか改善していたりするもの。
<イメージを活かそう>
日常生活でも、うまくいっているときのイメージを持ち、
もっと定着させるようにしていきたい。
心配事もあるかもしれないけれど、
望ましい状態を具体的にイメージしていきたい。
あなたの可能性を広げるためにも、もっとイメージを活かしていきたい。