気づきの伝道師 藤井一規です。
知らないことなのに、知っているふりをしたり、
知らないポイントを放置して判断するよりも、
知らないことを自覚しておくことは大切。
しばらく考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/14609/
この記事の目次
「知っていることだけで何とかしようとするのではなく、知らないということを自覚することも重要」
by 岡田康子(コンサルティング会社代表取締役)
知らないと自覚することで、
事実を正確に把握することができる。
知っておくべきことを放置したまま、
むやみやたらと進もうとするのではなく、
わからないことをわかるための工夫をしていきたいもの。
もう少し掘り下げていく。
<全てを知る人はいない>
どう頑張っても、すべてのことを知る人はいない。
知の世界は無限の広がりを持っている。
専門家の知識レベルは、そう簡単に他の人が上回るというわけにはいかない。
また、ある体験をしたとしても、
体験したときの自分の状態で受け留められたものがベースとなり、
自分の状態が変われば、違った受け留めになったかもしれない。
また、他の人がどう受け止めたか?を知ろうとすれば、
その相手にアプローチしなければ困難だ。
<わかっているつもりでも>
私たちは、未知のものを自分のわかることから
明らかにしようとする。
そう、わかることから推測して、全体を明らかにしようとする。
実際には、すべてが明らかになっていることは少なく、
知らない部分があるのにも関わらず、
人のうわさや、自分の推測を取り入れて、わかった気になっていることがある。
自分で作り上げた思い込みから生まれた、
想像で出来上がっていたりする。
例えば、ある人が不誠実のように思えたとする。
たとえ、誰の目にも明らかな事実があったとしても、
その背景にある思いであったり、事情を知れば、
なぜそんなことをしたのかが納得できたりすることがある。
通常は、背景や、思いの部分は明らかになっていなかったりする。
<知らないことがあると自覚すれば>
そう、わかっていることだけから決めつけず、
自分にはわからない何かがある可能性があると自覚し、
この事実からすると、こう受け取る人もいるようだけれども、
本当なのか、確かめてみる必要があったりする。
特に自分ひとりで考えていたりする時には、
間違った方向に進む危険性が高くなる。
同じような立場、情報源だけから捉えていると、
肝心なところの情報がないことに、
気づかないで進んでしまう可能性がある。
知らないことを知っていることは、大切なこと。