気づきの伝道師 藤井一規です。
知識は大切なもの。
しかし、知識だけ集めて回って、満足してしまう人も多い。
ほんとうにそれでよいのだろうか?
しばらく考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/14723/
この記事の目次
「知識は実践するまで価値がない」
by アントン・チェーホフ(ロシアの劇作家)
知識を持っているだけで満足する人も多いけれど、
知識が本当の価値を発揮するのは、それを活かした実践をしてこそだ。
もう少し掘り下げていく。
<知識があれば?>
知識や手本となるものがなければ、
どうすれば良いか戸惑ってしまうもの。
知識があれば、初めてのことであっても
ある程度、効率的に取り組むことができたりする。
「できるはず」という可能性の状態を手にすることができる。
ところが、知識があればできるなと思い、
実践しないで満足してしまうことになったりする。
<「できるはず」と「している」>
「できるはず」の状態と、
実際に「している」という状態とは、まったく違うものだ。
世の中には、いわゆるノウハウ本というものがとてもたくさんある。
それだけ人には、知識を得たいという欲求は強くあるもの。
しかし、ノウハウ本を買ってきても、実践できる人はとても少なかったりする。
自分でも買ってきたり学んできた知識と、実践したものとを比べたら、
実践したものが、ほんのわずかであることに気づく。
それだけ「できるはず」と「している」とにはとても大きなギャップがあるのだ。
<実践によって価値が生まれる>
「できるはず」というだけの状態では、
知っているという、満足感を得ることはできるが
せっかくの知識は活かされてはいない。
どれだけ得た知識を実践に移すかで、
得た知識の価値が変わってくる。
実践すればするほど、効果が高くなっていく。
<実践していくには>
「できるはず」から「している」に移すためには、どうしていけばよいのだろうか?
まずは、何のためにするのかを明確にしておきたい。
手に入れたいものが、本当に欲しいもので、明確になっていると、
意欲を刺激しやすい。
次にポイントを絞ってみたい。
あれもこれもとなると、結局中途半端になってしまったりする。
だから、実践するものは絞ってみる。
次に、時間を決めてみる。
実行する時間をスケジュールに設定してしまう。
そして、小さくでも始めてしまう。
いきなり大きなことをしようとすると抵抗があるが、
小さいことから始めたら、始めやすくなる。
一度やり始めると、続けていきやすくなっていくもの。
ぜひ、せっかくの知識が大きな価値を生み出すようにしていきたい。