気づきの伝道師 藤井一規です。
あなたが誰かに、うれしいことを伝えようとするとき、
どんな気持ちで伝えますか?
悲しいことを伝えたいときは?
伝えたい気持ちや思いをうまく伝えられなかったときってあるもの。
あなたの伝えたいことを伝わるようにするために、
何を心がけたらよいのだろう?
しばらく考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/14758/
この記事の目次
「作者の目に涙なければ、読者の目に涙なし。作者に驚きなければ、読者に驚きなし」
by ロバート・フロスト(米の詩人)
感動を伝えたいときは、
自分が感動している状態を持ち込む。
怒りを伝えたいときは、
怒りを感じている状態になっていくことが効果的。
もう少し掘り下げていく。
<言葉の伝えるもの>
自分の感動を伝えたいとき、
どんなに「感動した」という言葉を使っても、
「感動した」という言葉を使っただけでは、
十分には伝わっていはいかない。
へえ~、そうなんだ。感動したんだねってことはわかるけれど、
心を震わせたり、揺すぶられるようなものは伝わっていかない。
そう、言葉を使っただけでは、意味は理解できても、
相手の気持ちを動かしていくのには弱いのだ。
<言葉と気持ちの不一致>
伝えたい気持ちがあるとしたら、
その気持ちを表現する言葉と、あなたの状態が不一致だとしたら、
あなたの気持ちは、充分には伝わっていかない。
人は不自然なもの、不一致なものに気づくと、
素直には受け留められなくなるからだ。
いくら悲しい言葉を使っていても、
にやにやしながら言っているとしたら、
とても悲しいとは思えない。
言葉と気持ちの不一致は不自然なのだ。
<言葉と気持ちの一致>
自分が伝えたい気持ちがあるとしたら、
そのときの気持ちを再体験していく。
そして、その気持ちに一致した言葉を使っていく。
言葉と気持ちが一致するとき、
伝わるパワーはとても強くなる。
言葉にも波動があり、気持ちにも波動がある。
一致していれば、共鳴が起きて、
大きな波になっていく。
だから、本のような文字だけのもので感情を
伝えることはとても難しい。
しかし、作者がその気持ちになって表現していけば、
それも可能になるとロバート・フロストは伝えている。
<論理や表現の仕方>
さらには、表現の内容が受け手にとって
受け取りやすいものになっていれば、
さらに伝わりやすくなっていく。
受け手が想像するものが、
表現する側と一致するようにしていく工夫があれば、
更に伝わっていく。
どうしていけばよいかはついては、
またいずれ別の機会に詳しく取り上げてみたい。
まずは、使う言葉と、感情との一致を進めていきたい。