気づきの伝道師 藤井一規です。
人は問われると答えを出そうとする。
適切な問いを立てられれば、すべての問題は解決するともいわれます。
答えを出すことよりも、どう問いを立てるかのほうが、
重要なようです。
しばらく考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/14984/
この記事の目次
「人を判断するには、どのように答えるかより、どのような問いをするかによるべきである」
by ヴォルテール(仏の哲学者、文学者、歴史家)
どんな問いを投げかけるかで、人は意識は変わっていく。
ポジティブになったり、ネガティブになったりもする。
どんな問いができるかで、人生は変わっていくかもしれない。
もう少し掘り下げていく。
<答えを出す>
教育の場面では、課題に、答えを出すことを
求められることが多い。
問題があって、その問題にどんな答えを出すか、
そして、その答えによって評価が下されることを経験してきた。
確かに、問いに対する適切な答えを出すことは
優秀さを示すもののひとつになるかもしれない。
しかし、人生を考えてみれば、
必要な問いが用意されているわけではなかったりする。
複雑な状況、解きほぐすことが難しい状況に
巻き込まれてしまうことのほうが多い。
<問いのチカラ>
人は問われると、答えを探そうとする性質がある。
だから、どんな問いかによって、意識を向かう先が変わっていく。
問いの立て方によっては、事態をより複雑にしてしまったりもする。
逆に適切に問いを立てることができれば、
事態をシンプルに扱えるようになったりする。
問いは、うやむやになっていることを
明らかにするチカラがある。
<どんな問いを立てるか>
例えば、失敗したときに
どうしてそうなったのか? と問えば、
過去や原因に意識を向けることができる。
どうすれば解決するか? と問えば、
未来や解決策に意識を向けることができる。
本当はどうしたかったのか? と問えば、
何を求めていたかがわかってくる。
何を大切しているからそうしたのか? と問えば、
大切にしている信念や価値観が明らかになったりする。
表面的な答えも、より根本的な答えも明らかにしていくことができる。
<問いで変わる>
人は問いの立て方ひとつで変わっていく。
うまくいっていない状態のときは、
問いの立て方が違っているかもしれない。
特に目の前のことに、YESかNOかの質問だけをしているとしたら、
考え直したほうが良いかもしれない。
本当はどうしたいのか?
何を大切にしていきたいのか?
といった、より本質的な問いを立ててみる可能性がある。
気づくことが変わっていく。
問いを適切に立てることで、大きな変化をもたらすことができるのだ。