気づきの伝道師 藤井一規です。
組織を素晴らしいものにしようとしたとき、
優秀な人がいたほうが良いと考えるもの。
しかし、優秀がゆえに組織の枠が邪魔になる人もいます。
しばらく考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/15233/
この記事の目次
「組織に貢献してくれるのは優秀な者よりも能力は並の上だが、忠実な者の方だ」
by 織田信長(武将、戦国大名)
能力が高い者だけを集めても、組織が強くなるとは限らない。
組織は、組織のためを優先する者を必要とする。
もうしばらく掘り下げていく。
<優秀な人材>
優秀な人材がいれば、成果が上がっていく。
優秀な人材が集まれば、もっと成果が上がっていくように思える。
確かに、一人だけでは限界が来ることも、集まることで
実現できたりするのも確かなことだ。
さらに、組織のチカラが効果を発揮して、
より大きな成果を出したりもする。
しかし、組織はいったんできると、
組織そのものが生き延びようとし始める。
組織が生き延びようとするとき、
その組織を乱そうとするものを排除するチカラが
働いてしまったりする。
優秀な人は、その組織の枠であったり組織を
整然と保とうとすることで、
本来のやりたいことができないとなれば、満足できなくなっていく。
<組織への貢献>
優秀な人材は、組織にも大きな貢献をしてくれる。
しかし、組織はいったんできると、
組織自身が生き延びようとするチカラが働き始める。
組織が置かれている状況や、成長の段階にもよるかもしれないが、
組織の生き延びようとするチカラは、
優秀な人材にとって邪魔になってしまうことがある。
それよりも、優秀な人材に比べて能力は劣るかもしれないが、
組織に忠実な者のほうが、より組織に貢献していく。
信長は天下統一を目指して、
織田家を率いる超優秀な人材。
しかし、どんどん大きくなっていく組織をまとめていくには、
自分のようなタイプだけではうまくいかなくなることに気づいていた。
組織のために貢献することを優先する者が必要だと。
<組織を運営するなら>
組織を運営することを考えたとき、
組織に忠実な人材をしっかり配置しておく必要がある。
もちろん、優秀な人材を惹きつけるものを
生み出し続けていくことができれば、繋ぎとめることもできる。
組織運営は、この二点をよく考えていきたい。
しかし、信長はどのようにして
こういう考え方に至ったのだろう?
是非聞いてみたいことの一つだ。