気づきの伝道師 藤井一規です。
人は自分を成長させようとします。
そのチカラの源はどこにあるのでしょうか?
しばらく考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/15271/
この記事の目次
「人は誰でも負い目を持っている。それを克服しようとして進歩するものなのだ」
by 山本 五十六(元帥海軍大将)
どんな人でも、口にはしていなくても
なんらかのコンプレックスや、負い目があったりする。
そして、それをカバーしようと成長しようとしたりする。
もうしばらく掘り下げていく。
<負い目>
どんな人にも、ここは弱点だな、とわかっているところがある。
そして、それを何とかしようという意識が働く。
子どものころ弱かったひとが、努力して強くなったという例には事欠かない。
柔道でオリンピック三連覇した野村忠弘さんも
子どものころは、とても弱かったという。
実家が柔道の道場をもっていたが、
中学生になったときは体重30Kgほど。
父親から兄へは「人の三倍努力せよ!」などど激励や期待の言葉があったが、
自分には「無理して柔道を続けなくても良い」なんて言われていた。
とても悔しく、いつか見ておれ!
という気持ちが湧いてきたという。
こうした悔しさが成長へのエネルギーになったりする。
<エネルギーの向け先>
負い目があったとき、その弱い部分を克服する、
という方向にエネルギーを注ぐこともできるが、
自分に、より向いていることに対して
エネルギーを注ぐこともできる。
プラスの面を伸ばそうというものだ。
マイナスの面を何とかしようとすると、
うまくいかないこと、ときには惨めに感じる体験を
より多くすることになる。
もし、それがつらく、苦しく感じられ、
自分自身を傷めつけてしまうようなら、
プラスの面を伸ばすことに意識を向けたほうがいいかもしれない。
実際、プラス面を伸ばしていくと、自分に自信をつけやすくなる。
そうしているうちに、マイナス面も気づかないうちに埋められていくようだ。
<成長は未熟さゆえ>
もし、自分が完璧で、完成している。
と感じているとしたら、
これ以上成長する必要性を感じないだろう。
自分がまだ未熟であり、もっと成長の余地があると感じているから
成長しようと努力するもの。
うまくいかないことや、もっとうまくなりたいことがあるから、
成長しようとする。
うまくいかないことがあることも、
自分のためになっているのだ。