気づきの伝道師 藤井一規です。
簡潔なものほど、奥深かったりします。
説明するときもあれこれと、詳細に長いほうが
親切だと思ったりしますが、違うかもしれません。
しばらく考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/15354/
この記事の目次
「簡潔こそが英知の真髄である」
by ウィリアム・シェイクスピア(英の劇作家、詩人)
詩的な言葉が多く、世界中で親しまれているシェイクスピアの言葉。
簡潔であることが知恵のあることと、それこそ簡潔に伝えている。
ここで、もうしばらく掘り下げていく。
<下手の長談義>
わかってもらおうとして、一生懸命に
長々と説明してしまうことがある。
しかし、長く話せば話すほど、話が複雑になったり、
いつのまにか焦点がずれてしまったりして、
却ってわかりにくくなるもの。
せっかく伝えたい熱い想いがあっても、
空回りしてしまうようなことがある。
下手の長談義という表現もあるくらい。
<伝えたいことは>
でも、詳細なところまでわかってもらおうとすれば、
細かく説明しないと伝わらないのでは?
そう思うかもしれない。
たしかに、多くの情報があったほうが
理解に役に立つように思うかもしれない。
しかし、「幸せ」という言葉から連想されることが人によって異なるように、
言葉が多くなると、それだけ複雑さが増していってしまう。
全体を説明しようとすればするほど、
却ってぼんやりしてしまったり、
何が大切なポイントなのかが、わかりにくくなってしまったりする。
<コア>
だから、まず最も大切な中心となる、コアのところだけを
シンプルにわかりやすく表現したほうが、伝わりやすい。
肉付けをするなら、そのあとでいい。
一番大切なところがブレなければ、
大きなズレは生まれてこない。
たとえば、**理論、みたいなものを説明するときにも、
数式をあれこれ並べたりするよりは、
聞く人にとって身近で、わかりやすい説明を簡潔にしたほうがいい。
アインシュタインは相対性理論を説明するのに、
「熱いストーブに1分間手を乗せてみてください。まるで1時間くらいに感じられるでしょう。
ところが、かわいい女の子と一緒に1時間座っていても、1分ぐらいにしか感じられません。
それが、相対性というものです」
と言ったという。
<簡潔の英知>
簡潔に表現しようとすれば、
そこには、深い理解とそれを展開するチカラが求められる。
相手が興味を持てる言葉を使うことも必要なこと。
簡潔さには、英知が必要なのだ。