気づきの伝道師 藤井一規です。
人間は社会生活をすることで、
厳しい地球環境を乗り切ってきた。
だから、周りの人と関わることは当たり前のこと。
そうなると、つい他人と比べてしまう機会ができ、
劣等感に苦しんだりすることがある。
しばらく考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/15775/
この記事の目次
「他人と自分を比べて優越感や劣等感を持つのはくだらない他人志向。大切なのは自己志向。自分が満足して自分が納得すればいい」
by 美輪明宏(シンガーソングライター、俳優、演出家、タレント)
くだらないと言われても、
つい他人と比べてしまうのは、人間の性として、
避けられないことかもしれない。
より望ましく生きていくためには、どうしていけばよいのか、
もう少し掘り下げていく。
<比べる>
人が社会生活を送る以上、
誰かとともに活動することは当たり前のこと。
すると、よりうまくできる人、すぐにできるようになる人に
出会うことになる。
逆に、自分には簡単にできるのに、
なかなかできない人、上達できない人に出会うことになる。
こうしたことは、起きて当たり前のことだし、
比較することができるということは、
素晴らしい能力だと言ってもいい。
比較をすることができなければ、
より良いものを生み出していくこともできない。
<劣等感>
ポイントは、比較したその後だ。
オリンピックメダリストの
インタビューや記録を見ていくと、
大多数は、初めからすぐにできるようになった人では
ないことに気が付く。
好きで夢中になってやっていたり、地道に努力を積み重ねることで
成長してきた人のほうが、はるかに多い。
もし、よりうまくできる人、すぐにできるようになる人に出会って、
なんて自分はダメなんだろう。。。
に向かってしまっているとしたら、
考えを変える可能性があることに気づいていきたい。
誰かと比較して、自分そのものを否定するような
劣等感を持つ必要はない。
<優越感>
反対に、自分には簡単にできるのに
なかなかできない人に出会ったとき、
優越感を味わうことがある。
もちろん、よりうまくできることは素晴らしいこと。
しかし、だからと言って相手を軽んじたりすることになっているとしたら、
考え直したほうがいいかもしれない。
何かの能力の優劣が、人としての価値を
左右しているわけではない。
それに、優越感は慢心につながりやすいもの。
「ウサギと亀」のウサギのように、
ちょっとサボってもいいかもって思いがちになる。
本当に目指したいものは、もっと先にあるゴールのはずなのだ。
<比べた先>
誰かと比べることはあってもいい。
比べると相手の良いところに気が付いたりする。
なぜそれができるのか?
違いを生み出している秘訣が判れば、
自分にもできるかもしれない。
自分には及ばないことだとしたら、
どうやって自分をより成長させていくか、
別の方法をとっていけばいい。
自分をより高めていくために、
どうしていくかのほうが、大切なことなのだ。