気づきの伝道師 藤井一規です。
できれば素晴らしい人格でありたいものです。
望ましい人格になっていくために、意識していったほうがいいことって何でしょう?
しばらく考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/16048/
この記事の目次
「人は自分の最も悪い習慣でさえ失うことを残念がる。おそらく、最も残念がるだろう。なぜなら、それこそがその人の人格の本質的な部分であるからだ」
by オスカー・ワイルド(アイルランドの詩人、作家、劇作家)
人格と習慣、関係はあるとは思えるが、
ちょっと関係が遠いような気がするもの。
しかし、オスカー・ワイルドは習慣こそが人格の本質的な部分だという。
もうしばらく掘り下げていく。
<気質、人格、性格>
素晴らしい人格の人って、素敵です。
しかし、人格って言葉はわかっているようで、
かなりあいまいかもしれない。
それに気質という言葉もある。
人間のあり方、心理を考える上で、関係を理解しておくことは役に立つので、
ここで明らかにしておきたい。
気質は、先天的な特徴のこと。
生まれ持ってきた傾向や特性で、性格の先天的な部分と言ってもいい。
ここは変えることができない部分。
この気質を持って経験を積んでいきながら、
考え方の傾向を作り上げていく。
経験を積んでいくうえで、考え方の傾向に従って行動し、
うまくいったことは繰り返し行われ、習慣化し、
その傾向は強化されて、人格となっていく。
さらに状況に応じて反応する、
性格と表現される傾向を持つようになる。
<性格は変えられるか>
性格は変えられる?変えられない?
という議論がされることがある。
性格の構成を考えると、変えられる部分と
変えられない部分があることが判る。
変えられるところは変えられる。
変えられないところは変えられない。
ただ、変えられない気質だと思い込んでいるところも、
実は生まれてから習慣を通して
身につけている可能性があることも覚えておきたい。
性格を変えるのに、効果的なのは習慣を変えることだ。
身につけてきたのだから、別の習慣に変えることで
影響を与えていくことができる。
<習慣をやめる痛手>
もちろん習慣は、なんらかの利益があったから、
利益があると思い込んでいるから実行されている。
それが、悪い習慣といわれるものでもだ。
必ず何か得られるモノがある。
習慣を変えることは、今まで得てきたものを失うことになる。
それは大きな痛手だ。
だから、なかなか変えられなかったりする。
特に根本的な部分に近いものであれば難度はあがる。
<習慣を始める>
どのようにして変えていけばいいのだろう?
慣れ親しんだことをいきなりやめようとすると、抵抗は大きくなる。
そこで、慣れ親しんだことの代わりになるものを見つけて、新たに始めてみる。
取り組むことが楽しかったり、うれしかったり、気分が良くなるものがいい。
つらいことは続かない。
取り組むことが喜びにつながるものを
始めていけばいい。
習慣は人格や性格の変えうる部分を変えるチカラがある。
楽しみながら取り組んでいきたい。