気づきの伝道師 藤井一規です。
人間の目は、他の動物とは大きく違う点があります。
そしてもちろん、多くの生物と同様なところもあります。
目からわかることについて、しばらく考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/16296/
「目は心の窓である」
by プラトン(古代ギリシアの哲学者)
目は心の窓とはどういうことだろう?
目には心のありようが表れる。
心のなかを推し量る重要なポイントだということだ。
人間の眼の特徴とともに、
もうしばらく掘り下げていく。
<人間の眼>
人間の眼は、他の動物のものと
大きく異なっているところがある。
眼のクローズアップ写真を見比べてみると気が付く。
人間の眼は白目の部分が大きい。
多くの生物の眼が、見える部分が瞳の部分ばかりだったりするのに、
人の眼は瞳だけでなく、白目の部分が見えている。
白目があることによって、眼の動きがわかりやすくなる。
どこを見ているかや、目配せのような、サインを送りやすい。
人はコミュニケーションの手段として、
眼を活用している。
このことは、言葉を理解しない段階の赤ちゃんも、
目配せを受け取ることができることからもよくわかる。
赤ちゃんは、二つの同じ人形を並べ、目配せによって
取ってほしいほうを伝えると、そちらを選択をしたりする。
こっちのほうは嫌だって目配せで伝えると、
反対の人形を選んだりする。
赤ちゃんにもできるということは、
眼による意思疎通は、基本的な重要なことだからだ、と考えられる。
<気持ちの表れ>
眼には、気持ちが表れていたりする。
動揺しているときは、瞳が安定せず、
いわゆる泳いでいる状態になったりする。
反対に、自信のある時は、
眼もしっかりと座った状態になったりする。
どんな気持ちでいるか、や、
見たいものがあるとき、見たくないものがあるときなど、
どんなに表情を変えないようにしようとしても
眼には表れていたりする。
コミュニケーションを大切にしている私たち人間は、
言葉だけでなく、豊かな表情に加え、
眼の進化も手に入れてきたのだ。
<望ましく生きる>
一生懸命な人の眼にはチカラがある。
純粋な気持ちでいる人の眼は、やはりキラキラしていたりする。
その人がどんな眼をしているかは、
その人の気持ちを状態をよく表している。
どんな眼をしているか、だれかからあなたの眼の印象を聞けば、
自分の状態を確認することができるってことだ。
一瞬の誤魔化しでは効かない、
その人のあり方が表れる。
素敵な眼をしている人には、それだけの魅力があると言える。
あなたは、どんな眼をしてるだろうか?
そして、どんな眼をしていたいだろう?