気づきの伝道師 藤井一規です。
権力を求めようとする人たちがいます。
権力欲は、どこからやってくるのでしょう?
しばらく考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/16643/
「権力欲は強さでなく弱さに根ざしている」
by エーリッヒ・フロム(独の社会心理学者、精神分析者、哲学者)
欲を持つということは、
それを手に入れることによって、自分を満たそうとしているということ。
権力を欲するということはどういうことか、
もうしばらく掘り下げていく。
<権力>
権力を持つということは、
強制力を持つことになる。
たとえ相手が望まないようなことであっても、
これを強制的に従わせることができる。
一言のもとに、相手を平伏させることができる
力を目の当たりにして、
羨ましい。と思うということは、
自分の自信のなさ、実力のなさを示してしまっているかもしれない。
<一流のリーダ>
しかし、一流のリーダと言われる人たちは、
権力や権限を振りかざそうとはしない。
なぜなら、その必要がないから。
権力を振りかざすということは、
相手を強制的に従わせる力を使うことであり、
ときには怖さをもたらすものになる。
それは相手を説得するチカラがないことの証明であったり、
人間的に協力しようという気持ちを
もたらすことができないからであったりする。
そんなことをするまでもなく、
相手を動かすことに成功していれば、
権力に頼る必要がない。
<欲張り>
権力をふりかざすつもりはないけれど、
権力は欲しい、という人がいるかもしれない。
権力をもつことで、ときに円滑に進めることが出来たりするのは確かだ。
しかし、自分の弱さを埋めるために欲しているとしたら、
どこかで無理を生じてしまうもの。
私利私欲に走ってしまう人を信用することは
できにくかったりする。
欲張ってしまうと、信頼を手にすることができなくなったりするものだ。
誰かの足を引っ張ったり、誰かに取り入って権力を得ようとするならば
誰もついてはこなくなってしまうだろう。
<地力をつけよう>
付け焼刃ではなく、実力をつけていこう。
地力を鍛えていこう。
自分の弱さを権力でカバーしようとしても
すぐにバレてしまうもの。
できることを精一杯、やっていこう。
自分を鍛え、自信を持てるようになっていこう。
弱さを隠してしまうのではなく、
弱さを乗り越えていくところに、
真の成長がある。