気づきの伝道師 藤井一規です。
戦いがあれば、勝ちたいものです。
となれば、戦う準備をすることになります。
しかし同時に、戦いは避けていきたいものでもあります。
しばらく考えていきます。
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この記事の目次
「戦わずして勝ちを得るのは、良将の成すところである」
by 豊臣秀吉(武将・関白・太閤)
戦わずして勝つ。
戦えば、どうしても互いに傷つくことになる。
であれば実際の戦闘にはならないように手を尽くすことは、
賢い選択になる。
もうしばらく掘り下げていく。
<争う>
戦国時代、覇権を争う戦闘が行われていた。
領地を拡大しようとする者がいれば、
狙われたほうは戦いを望んではいなくても
戦争になってしまう。
戦争では、建物が破壊されたり、
土地が荒らされることになる。
戦争の間、農民始め多くの庶民も
兵士として駆り出され、生産活動が滞る。
なにより、命のやり取りが行われ、
戦争が長引けば長引くほど、失うものも多くなる。
だから、実際の戦闘になることを避けられるように、
戦略をめぐらすことはとても賢いやり方だといえる。
<選択>
相手に勝ち目がないと感じるように
していくことは大事な戦略になる。
多勢に無勢と思わせるのもそうだし、
相手のほうに理があると思わせるのもそう。
ただ、いくら勝つことが確実だからといって
相手のメンツまで奪おうとすると、
必死の反撃を受けてしまうこともある。
相手の望みを理解しておくと無益な争いを避けやすくなる。
<争うこと>
生きていると、争いになることがある。
意見が対立することもあるし、
認めてもらいたいことがあったりもする。
争うことは避けていきたいものではあるが、
避けるだけを目指して、失うだけになってしまうのは嫌なものだ。
争うことを避けるためにとる方法はないか、
考えていきたいもの。
ただそこにあるものを奪い合うだけになると、
争いになりがち。
奪い合うだけではない方法を考えると
新たな答えが見つかるかもしれない。
<合意を得ていく>
ドナルド・トランプのように
交渉事は強く出たほうが良い、という考え方がある。
しかし、争いにつながりやすく、
最近でも、報復合戦のような結果が生まれつつある。
戦いを避けようとした秀吉の考え方とは違う。
たとえ、勝利したとしても、相手にやられた感、
わだかまりを残してしまいがちなやり方でもある。
できればお互いに、納得できる道を探していきたい。
奪い合おうとか、主張するばかりではなく、
お互いのことを考えた選択をすることができるようにしたい。