気づきの伝道師 藤井一規です。
楽しみの味わいは、単に楽しい、うれしいだけよりも、
苦しみがあったほうが増すと言われたりします。
しばらく考えていきます。
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この記事の目次
「真の楽しみは苦しみの中にこそある」
by 高杉晋作(長州藩士)
ただ単に楽しい、という状況よりも、
様々な障害や、苦しみがあったほうが、
喜びが大きかったりする。
もうしばらく掘り下げていく。
<ストレスフリー>
ストレスから解放された、
ストレスフリーの生活、なんて聞くと、
とても素晴らしい生活のような気持ちがするかもしれない。
しかし、ストレスがない状態というのは、
能力を失っていくことにつながっていく。
例えば、宇宙空間の無重力は、
重力というストレスから解放された空間ではあるが、
そのままでいると、身体の筋肉はどんどん衰えていき、
2か月もいたら、地球に帰還したとき、
立ち上がることもままならないという。
骨は衝撃によって、骨を作る骨芽細胞が活性化する。
無重力の状態で楽をしていたら、破骨細胞の働きで
どんどん弱くなっていく。
重力があるというだけで、
私たちの身体は鍛えられている。
<必要なストレス>
人間は雑菌をいっぱい持って生きている。
清潔なほうがいいといって、
無菌に近い環境を作ろうとしている方もいるようだけれど、
菌に対する耐性を失い、
却って風邪などをすぐ引くようになってしまうという。
もちろん、過大なストレスは問題だけれど、
ある程度のストレスの存在は、
健全であるために必要なものと言えるかもしれない。
<成長>
また、成長していくためには、
安心安全の領域を出て、挑戦する必要がある。
より厳しい条件の中で
未知の経験をしていくことで、
多くのモノを得ることができる。
幼少期には親の加護のもとで。
しかし、いつまでも加護がある状態のままではない。
いつかは世代交代をし、自らのチカラで
切り開いていかなければならない。
<楽しみは苦しみの向こうに>
どんなことでも、ずっと楽をしているばかりでは
上達していくことは難しい。
たくさんの困難へのチャレンジがあって、
次のレベルに至ることができる。
困難には苦しいことも多いかもしれないが、
その向こうに楽しみが待っていると考えたら、
それほど忌み避けるべきものではないかもしれない。