気づきの伝道師 藤井一規です。
勇敢な人もいれば、臆病な人もいます。
同じ人でも、場合によって状態は変わったりもするものです。
二つの状態がどのように違うのか、
しばらく考えていきます。
<ブログリンク>
http://shitsumon-alacarte.com/mental/16799/
この記事の目次
「臆病者は本当に死ぬまでに幾度も死ぬが、勇者は一度しか死を経験しない」
by ウィリアム・シェークスピア(英の劇作家、詩人)
臆病になっているときは、
何度も何度も繰り返し、死ぬような思いをすることになる。
もうしばらく掘り下げていく。
<臆病者>
臆病な人は、心配のあまり
死ぬような思いを何度もしてしまう。
未来が不確定な状態であっても、
うまくいかないほうの想像をしてしまい、
もうダメなんじゃないだろうか?
うまくいかないこのままだとどうなっちゃうんだろう?
恐ろしい想像を思い浮かべては、
ちょっとしたことが起きても、ドキッとしたりして、
しなくてもいい心配を拡大してしまっていたりする。
<勇者>
勇者は、同じような状況下にあっても、
何とかできると考えている。
うまくいくこと、勝利することを思い描くことができている。
臆病な状態にあるときにあれこれと浮かぶような、
恐怖の想像はなくなり、意識が散漫になりにくい。
臆病な状態にあるときよりは、
自分の実力をより発揮しやすくなる。
<状態は変化する>
臆病者、というと、その人の特性のように感じるかもしれないが、
どんな勇者であっても、臆病風に吹かれてしまうことがある。
また、臆病者と呼ばれている人であっても、
どうしても守りたいものがあるもの。
そのためにだったら、
誰よりも勇敢になることができたりする。
そう、臆病な状態とか、勇敢な状態とかがあって、
どちらの状態によりなりやすいかで
勇者とか、臆病者と呼んでいるだけ。
誰しもどちらの状態にもなることができる。
<実力を発揮する>
自分の実力を出そうとすれば、
臆病風に吹かれているときよりも、
勇者の心でいるほうが望ましい。
臆病な状態になると、実力を充分持っていても
自分状態を整えることができず、
実力を発揮しにくくなってしまうのだ。
そして、自分が勇敢になりたいときにはなれるように
しておくことが重要だ。
そして、臆病になるべきときには、臆病になることも
大切だったりする。
危険があることが確実で、簡単に防ぐことができるのに、
何の準備もせず、警戒もしていないのはやはり考えものだ。
勇敢も臆病も状態のひとつとして、
自分でコントロールできるようになっておきたい。